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【コスパダイエット運動編】“腹筋10回”などラクチン裏ワザ6選

腹筋は100回より10回が正解

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「腹筋はたくさん行うのではなく、少なくても1回1回、正しいフォームで行う方が効果的」というのは近畿大学生物理工学部准教授谷本道哉さん。「腹筋100回」と設定すると、回数の達成が目的になり、楽なフォームになってしまう。筋肉に効かないやり方では効率が悪い。腹筋を意識して力が抜けないよう、丁寧な動きでゆっくり行えば、10回程度で限界がくる。回数に満足するより、少ない回数で効率よく効かせることを重視した方がいい。

腕を振るだけでも脂肪は燃える

日常生活で運動量の多くを占めるのは歩行。歩き方にひと工夫加えるだけで、より脂肪が燃えやすくなる。

「おすすめは、腕を肩から大きく振ること。腕を振った分、足の蹴りが強くなり、速度が上がって活動量が増えるからです」(谷本さん)

運動するなら食事前が効率いい!

運動時、体はブドウ糖を分解してエネルギーを作り出す。しかし空腹時は、ブドウ糖が不足しているため脂肪をエネルギーに変えて使う。よって、空腹時の運動はエネルギーを消費しやすい。

「ただし、朝食前の激しい運動は、虚血性心疾患を起こしやすいので注意」(早稲田大学先端生命医科学センター長・柴田重信さん)

運動するならラジオ体操でも充分

体幹の動きが悪くなると、全身の動きも悪くなりがち。胴体まわりにぜい肉がつきやすくなる原因になる。動きやすい体幹にするにはラジオ体操がおすすめという。

「前屈と後屈、体を横に曲げる側屈、左右にひねる回かい旋せんの動きがバランスよくできるからです。この3種目を行うだけでも体幹の動きは変わります」(谷本さん)

ゆっくり丁寧に行うのがポイント。

しっかりきたえるならスロー&クイックで

10回程度をゆっくり行うトレーニングを“スロートレーニング”という。さらにステップアップしたいなら、速く動く“クイックトレーニング”を加えると、効率よく筋肉がきたえられる。

「腹筋の場合、10回程度のスローを行い、きつくて起き上がれなくなったら、すぐテンポを上げて5~10回など、できるところまで行うのがおすすめ」(谷本さん)

これは上級者向け。スローに慣れたらチャレンジを。

正しい姿勢がやせやすい体を作る

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正しい姿勢をとると、お腹と背骨周りの筋肉が使われる。そのため、普段から姿勢をよくするだけで、お腹と背骨まわりの運動になる。

「座る時は腰のあたりにクッションなどを当て、自然に正しい姿勢を癖づけるのがおすすめです」(谷本さん)

※女性セブン2017年8月17日号

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