趣味・カルチャー

【オバ記者連載69】“暴食”続きの日々の中、人生で初めての胸キュン

当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?

obakisya69_2
写真3枚

今回は、久しぶりに“恋する乙女”になったオバ記者のお話です。

* * *

悪い男友友達の誘いで、2週続きで大物政治家の政治資金集めパーティーへ。有名ホテルと結婚式場のバイキング料理を目の前にすると、われながらお里が知れるというか、育ちの悪さは隠せなくてね。お腹パンパンになるまで食べた…という話は前回したけど、ほんと、ダイエッターとしてはあるまじきこと。

“暴食”はたった一回でもすると胃が大きくなって、「飯よこせ!」と私の体に潜んでいる何者かが、暴動を起こすんだよ。

しかし今回は、食欲を抑えるあずき水が強い味方。なにせこの秋、2か月で体重を6kg落とした実績がある。“暴食”で少しくらい体重が増えても、あずき水さえ飲み続けていたら体の中の反乱を抑えられると、まあ、早い話、気がゆるんだんだね。

2回目の“暴食”の数日後、ひとつ年下の従妹と会食したときのこと。半年ぶりに会うダンス教師の従妹は私と違ってスリムもスリム。むだなぜい肉がどこにもないんだわ。その彼女が会うなり、「今日はホテルの食べ放題に行こうよ。かにがすごくおいしくて、一度、広子と行きたいと思っていたの」と言う。

さすがに3回続きの“暴食”はナシだもの。私だって「う~ん…」と抵抗はしたんだよ。でもそんなときに、前回と前々回にバイキングで胃を広げたツケが回ってくるんだって。頭の中はかにだらけ。そのうちいいにおいまで思い浮かんで、結局、数分後には無言でかにと格闘していましたとさ。

その一方で、人生初の胸がきゅい~んと締め付けられるようなことも起きたの。

彼の歌声に”恋の予感”

関連キーワード