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【オバ記者連載1】59才の公約「ダイエットして還暦までに結婚!」

当サイトがおくる注目連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。現在59才、バツイチ独身、自らを「女の崖っぷちから、一歩落ちている」というオバ記者ことライターの野原広子が、美容、ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。

オバ記者が目指すのは、還暦を迎えるその日までに人生の伴侶をゲットすること! 第1回となる今回は、オバ記者がこれまでやってきた数々のダイエットを振り返ります。

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写真1枚

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来年の3月末、カンレキのオバ。赤いちゃんちゃんこを着るまでのカウントダウンの音が、日に日に大きくなって、いやもう、どうしよう。

数年前から本腰を入れて人生の伴侶を探していて実際、いいところまで行ったのよ。でも思いもよらないことでダメになり、その後は結婚相談所やら、婚活サイトやらでちょっとでも「いいな」と思った人とはお見合いをして、デートをして将来を語り合って。で、今またふり出しに戻っている。

「何、やってんだよ」という厳しくもやさしい周囲のお言葉も遠のき、いよいよ“日が暮れて、道遠し”。田舎・茨城の同窓会に出たら、小学5年のときの初恋の人、デボさんは「いいべな、そのまんまで」と言ってくれたけど、孫のいる人に何を言われてもなぁ。

それにしても若いときは落ち込むたびに痩せたけど、中高年になったらストレスがかかると太るんだよね。55才過ぎたころから「肉体の暴走」と言いたいほど奔放に太って、ただいまの体重は、生涯マックス! 鏡に映る横の姿なんか、マザーグースの卵おやじ、ハンプティダンプティだもんなぁ。これが私の現状かと、鏡から目が離せなかったわ。

今までいろんなダイエットをしてきた。食事制限系では、りんごダイエット、ゆで卵ダイエット。糖質制限ダイエットも、2週間ずつ2回。1日1食だけ置き換えは、野菜ジュース、ところてん、納豆。1泊2日の断食道場。どれもマイナス3~5kgの効果があったけど、お酒を飲んだところで、失速する。

「いいよね。今まで頑張ったんだもん、今夜くらい、ちょっとくらい」で、一夜にして1~2kg増。翌日、食事制限を再開する気は満々なのに、カラダがいうことをきいてくれないのよ。

「ショック死の可能性あった」と医師に指摘されたことも

何かいい手はないか。ドラッグストアで見つけたのは、胃の中で食べたものが膨らむというキャンディ。果実の種が入っていて、そこいらの飴よりずっとおいしいの。でも、これがきっかけで大騒動になったことがある。

固ゆでのおたふく豆を食べたあと、いつもの習慣で何の気なしにキャンディを口の中に放り投げたら、その30分後から上に下にの大放出。寒気がしたところで、ただごとじゃないと感じ、119番したら体温が34度だったの。

近所の都立病院の先生は「生魚とか、貝類とか食べませんでしたか?」としきりに聞いたけど、食べてない。「おかしいなぁ。まあ、脱水症状になっているので点滴をしましょう」と言って、私の腕に針を刺した。点滴の瓶の中身は「ま、一言でいうとポカリですね」と雑。

キャンディのことを思い出したのは、その夜、袋に手を伸ばしたときだ。消化のよくない固ゆでのおたふく豆を、お腹いっぱいがっつり食べたのがよくなかったみたい。「体温が落ちたとき意識を失っていたら、ショック死する可能性もありましたよ」と後で別の医者から聞いて、初めて怖くなった。

ヨガ、ズンバ、ビリー入隊…今はサーキットトレに夢中

それはともかく、ダイエットの王道、運動系もいろいろと。20代はレオタード着て、エアロビクス。30代はボクササイズ、縄跳び、ジョギング。40代からは速足のウオーキング。50代でジム通いをして、水泳にアクアビクス、ヨガにズンバ。ブートキャンプに入隊したこともあったっけ。

こっちもそれぞれマイナス5kgくらいはいくんだよね。でもお酒とか、失恋とか、仕事の失敗とか、ちょっとしたことでつまづいていったん足が止まると、雪だるま。坂道をころがり落ちだすとコロコロ太って、やる気すら失せて60才目前。

こう並べてみると自分がどれだけダメか、よくわかる。わかり過ぎて、胃がキリキリしてきたわ。あ、でも40代半ばでひとつだけ大成功したことがあるよ。8か月で12kg痩せて、1年後、マイナス2kgの貯金が残っていたってすごくない?

その話は、改めてするけど、いずれにしても食事制限より運動系のほうが私向きなんだね。それで1か月前から近所のサーキットトレーニングのジムへ通い出したの。さまざまな部位の筋肉を鍛えるマシンと、足踏みを30秒ずつ。それとストレッチで全コース30分だから、さあ、やるぞという気合もいらないんだよね。筋肉痛にもならないし、汗もじんわりとかく程度。

こんなんで痩せられるのかなという気もするけど、会員さんはそれなりの結果を出しているみたい。今度こそは続く気がするんだ。

オバ記者(野原広子)

1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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