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短期間で脂肪燃焼!ボルダリングとフィットネスを融合した日本初の「ボルダフィット」を【体験レポ】

肌の露出が増える季節の到来を感じると、本格的にダイエットに励みたくなるもの。

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ひとりで黙々と行うトレーニングは、単調な繰り返しに心が折れるばかりか、人の目のチェックがないからついさぼりがちに…。

そんな人にぴったりの「ボルダフィット」というプログラムが、今年4月から「コナミスポーツクラブ 池袋」でスタートしたとの噂をキャッチ。なんでもこの「ボルダフィット」、ボルダリングにフィットネスのトレーニングを組み合わせた新しいプログラムだという。

生まれてこの方、ダイエットに失敗しまくりのライターFが、体を張ってレッツチャレンジ!

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優しい笑顔で繰り広げられるハードなレッスン

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大きなボルダリングの壁を前に立ち尽くしていると、「ウォールを登る&30秒間のトレーニング、15秒のインターバルを1セットとして、それをノンストップで繰り返していくプログラムです。持久力も瞬発力も鍛えられますよ~!」と、ナイススマイルで教えてくれたのはインストラクターの西脇登志子さん。ステキな笑顔とは裏腹に、その言葉からすでに先を思いやり、顔を青くしてしまう…。

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まずはトレーニングで使うウエイトのチョイスから。普段から運動をしていない私に与えられたのは、5kgのウエイト。総重量は、バーと合わせるとなんと8㎏! あえて困惑の表情をしてみると、「ウエイトを外すことはできますけど”絵的”にとても寂しくなりますから!」と西脇さんからひと言。ハードなレッスンの予感しかない…。

早速、ウォーミングアップとして一連の動きの練習をすることに。ウォールに慣れるため、ひとまず1本登ると、思いのほかすいすいと頂上をゲット。

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地面に降りたつと待ち受けていたのは、その場でランニング、足を開いて閉じる動き、上下に足を入れ替えながらジャンプするという3つの動作を行う「自重トレーニング」。ノンストップで行うこのトレーニングに、すでに息は絶え絶え。これでまだウォーミングアップだなんて…。誰かにウソだと言ってほしい。

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ウォールを登る&トレーニングをエンドレスリピートで

ウォーミングアップだけで、参加者全員が心の中でつぶやく。「これは、あかんヤツ」だと…。それでもプログラムは止まらない。むしろ幕は上がったばかりなのである。

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最初に用意したウエイトを使った「上半身トレーニング」にも挑戦。ウエイトは、肘を上げておろす、バーベルを持ち上げてバンザイ、この2つを組み合わせた肘を上げてバンザイの3つの動作を各30秒ノンストップで。少しでも手をゆるめるものなら、「30秒間は自分の出せる最速のスピードで行いましょう!」と、爽やかな笑顔な西脇さんにしっかりと指導されるのだ。

ウォーミングアップで行ったランニング、足を開いて閉じる動き、上下入れ替えジャンプをさらにもう1セット。息が切れてきたところで、さらにウォール1本のオーダーが。

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いち早くウォールを登って降りてくれば、ほかの参加者が降りてくる間に休憩が取れることを悟り、余裕をぶっこいていた私。この時点で「意外とイケるんじゃない?」と内心では思っていたのだが…。

たったの7秒間の超長いトレーニング

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ウォールのアップダウンを早めることで休憩時間を作ることを勝手に見いだした私に、ふりかかるウエイトを使った「上半身トレーニング」。ところが腕力ゼロのため、2回目にしてウエイトを上げられなくなるのだった。

そんなへなちょこな私に、ウエイトを軽くするという西脇さんのヘルプが差し伸べられる。「神様~!」と心の中で崇めていたところ、「そのかわり自分の最速のスピードでやりましょうね!(ニッコリ)」とぴしゃり。

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そして告げられる、ウォール2本の指示。筋肉が疲弊しているうえ呼吸が乱れているから、前とは違ってウォールを登るのも困難に…。体が鉛のように重く感じ、慎重に登るからそのスピードも大幅にダウン。ひとりで勝手に取っていた休憩タイムも没収である。

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3セット目はマットの上でコアトレーニング。手をマットに置いて肘と膝をくっつけるように走っていく動作にトライ。これがしんどいのなんの。「あと7秒!」という声がかかっても、いつもならあっという間の7秒間が超絶長く感じてしまうのだ。

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15秒のインターバルをおいて仰向けに。肘と膝を近づけて体をひねる動きと、腕立伏せのポジションで左右に手を開閉していく動作を連続ノンストップで。笑顔を忘れ険しい表情になったところで、ウォール3本が告げられ、絶望を感じる私…。

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2本のウォールを終えてあたかも3本やり切ったような顔で立っていると、「もう1本!」と西脇さん。バ、バレてるぅ~!(泣き笑い)

心身ともに鍛えられる「ボルダフィット」

「そろそろ折り返し地点ですよ、もう少し!」と西脇さんの声がスタジオに響き渡ると、参加者一同が心の中でまたしてもつぶやく。「まだ半分!? ウソでしょ?」と。そんな空気を察して西脇さんからさらにひと言。「これでも休憩多めにしてますからね~(ニッコリ)」。

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4セット目は、ランニングをはじめとした「自重トレーニング」からのウォール2本。スタジオのあちらこちらから聞こえてくる「もうダメ…」の声の嵐。それでも西脇さんは、「ここが頑張り時ですよ」と励まし続けてくれるのだ。

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そして5セット目にランニング&腹筋を行って、ウォール1本で終了! キツイとしか言いようがないけれど、ゴングの鐘を聞いたその時、心の底から喜びがこみあげてくる。ついでに言えば、頑張った自分を心底褒めてあげたくなるのである。ホント偉いぞ、私!

「ボルダフィット」はすべてにおいて効果絶大

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滝のように流れる汗。これだけでも効果を実感できるが、「ボルダフィット」は本当のところ、どこに効き目があるのだろうか? 西脇さんに聞いてみた。

「上半身、下半身、インナーマッスルに負荷をかけるトレーニングを取り入れているので、持久力と筋力のすべてにおいて効果絶大ですね。あとは、何度もハードな動きを繰り返していくので、メンタルの強化にもアプローチできるのかなと思います。自分ひとりでトレーニングをすると、自然と自分の中で限界を作ってしまいますが、ボルダリングのウォールが加わることで気分転換にもなりますし、最後まで楽しくプログラムを終えられると思います」

短い時間と期間でも効果が見いだせるように、メニューを組み入れたというこの「ボルダフィット」。プログラムの強度が高い分だけ、カロリー消費も筋力へのアプローチも多め。インストラクターさんの声かけに奮起しながら、脂肪燃焼&全身を鍛えてみて!

撮影/井筒千恵子 取材・文/船橋麻貴

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【データ】
「コナミスポーツクラブ 池袋」
住所:東京都豊島区東池袋3-1-4サンシャインシティ文化会館5階
電話番号:0120-919-573(全館共通問い合わせ先)
営業時間:月水木金10:00~24:00、土10:00~22:00、日・祝休日10:00~19:00
休館日:毎週火曜日
料金:ボルダヨガ(30分)1080円。※別途、施設利用料が必要
アクセス:東京メトロ有楽町線「東池袋駅」徒歩約5分、JR・私鉄各線「池袋駅」東口より徒歩約10分
http://information.konamisportsclub.jp/004486.html

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