不調改善

太りやすい、むくみなど体質でチョイス!「KAMPO煎専堂」の「できたて純漢方」セルフカフェを【体験レポ】

漢方と聞いて、苦い、ちょっと難しそう…そんなポジティブではないイメージを浮かべる人も多いはず。

「KAMPO(カンポー)煎専堂」の店頭で男性スタッフから説明を受ける女性
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でも、変に構える必要はなく、むくみ改善や代謝アップなど、ダイエットの悩みにも寄り添ってくれるものも多いとか。

とはいえ、何から始めてみたらわからない人がほとんどのはず。そこで、“ダイエットに◎”との情報に敏感に反応したライターYが「KAMPO煎専堂(かんぽうせんせんどう)」に潜入! 気軽に漢方を試すのにぴったりな「できたて純漢方」(全24種、各378円)のセルフカフェを体験してきた。

風邪のときに“葛根湯”をのむくらいしか漢方に縁のなかったYだけれど、果たして漢方のダイエット効果を体感することはできるのか…!?

* * *

「KAMPO煎専堂」は自然光が入るナチュラルな空間で、おしゃれなカフェのよう。ただ、カフェと違うのが、入り口付近にずらりと並んだ”黄金の漢方”…。小袋を手にとってみても、何が書いてあるのかさっぱり。

漢方の入った金色のパッケージを手に取る人
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漢字をひとつひとつ読んでみればわかるかと思い、必死に目を凝らしてみるも、「清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)」や「黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)」など、もはや最後の“湯”しかわからない。それに、その“湯”が何を意味するのかさえもわからない…。

そんな「できたて純漢方」が並ぶ棚の前で白目をむく私に、優しく話しかけてくれたのが「KAMPO煎専堂」浅草店店長の山口直人さん。

「どんなお悩みがありますか?」と話しかけてくれて少し心がほぐれるも、この時点では自分が一体何に悩んでいるかさえわからない。「あの…とりあえず痩せたいんですが…」とざっくりと話してみると、漢方煎薬のチェックシートを渡してくれた。

チェックシートで20項目の体調をCHECK!

漢方煎薬のチェック表に記入している様子
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そこには「のぼせ感がある」「足が冷える」「イライラする」「食欲がない」、「汗をかきやすい」など20の項目が。当てはまる項目にチェックを入れていくと、その人に合う漢方が導き出されるというワケ。これならとてもわかりやすい!

ちなみにYは、肩こりもちで、関節は痛むし、体が重だるい…。もうチェックしているだけでヘコんでくる。35歳を過ぎてから、どんどん体重が落ちなくなり、食べた分だけしっかり吸収し、自覚するくらい代謝が悪くなっている。

「これが、老いか…」、そんな絶望に打ちのめされているうちに、私に必要なのは「防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)」という漢方だということがはじき出された。

『KAMPO煎専堂』で漢方の棚の前で男性スタッフから説明を受ける女性
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「漢方では、エネルギーをさす『気』、血液循環に関する『血』、水の巡りをみる『水』の3つで体の状態を判断します。また、これらがふたつ重なる人もいるので、5つのタイプに分けて、その人が今改善するべきものを判断しています」(山口さん、以下「」同)

私は「気」と「水」の状態がよくない「水太りタイプ」なのだそう。そこで提案された「防己黄耆湯」は、余分な水を体に溜め込みがちな人の水分代謝に働きかけてむくみを取る、肥満症向けの漢方なんだとか。えっ、いいじゃない!

利水作用のある「ボウイ」、止汗、利尿、強壮の効能がある「オウギ」などの生薬が作用し、巡りのいい体にしてくれるのだとか。「そう、むくみがひどいから足が太いんだ! むくみが取れたらきっと美脚に…」そんな夢と希望を胸に、「防己黄耆湯」をのんでみることに。

セルフサービスで「できたて純漢方」をお試し!

『KAMPO煎専堂』のレジで紙コップを受け取る女性
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まずはレジで自分に合う「できたて純漢方」を購入。商品とセルフカフェで使う紙コップを手渡してもらえる。

ちなみに「できたて純漢方」は、ほかの漢方と何が違うの?

「添加物で加工した顆粒や錠剤とは違い、生薬をそのまま煎じてのむので、『できたて純漢方』と呼んでいます。味や香りも薬効の1つと言われており、それを最大限有効利用できるので、こちらの方がより効果を実感していただきやすいと思います」

ティーバッグを袋から取り出す様子
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お会計を済ませたら、店内奥にあるセルフカフェコーナーへ。「できたて純漢方」を開けると1回分のティーバッグが入っているので、用意してある耐熱ポットに水300mlとともにイン! 電子レンジで5分ほどあたためたらできあがり。

電子レンジにティーバッグを入れた耐熱ポットが入っている
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なにがうれしいって、お湯を沸かす必要がなく、“チン”するだけというお手軽さ。これはもう、難しそう…なんていわせない!

「生薬は時間をかけて煮出すイメージをもつ方もいるかもしれませんが、『タキザワ漢方廠』オリジナルの“時短煎じ法”なら、電子レンジで5分温めるだけで同様の成分を抽出することができます。また、『できたて純漢方』は『第2類医薬品』なので1日2回までと制限があるため、朝と夜にのむことを推奨しています」

ティーポットから紙コップにお湯で煮出した漢方を注ぐ様子
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しかし、漢方にはどうしても苦いイメージのある私。少し躊躇しながらのんでみると、オウギがもつ甘さが手伝ってとても飲みやすく、びっくり!

ちなみに、チェックリストで「当帰芍薬散料(トウキシャクヤクサンリョウ)」が導き出されたカメラマンに感想を聞いてみると、「ほろ苦くピリリとしているけれど、セロリ好きとしては好ましい味わい」なのだとか。

その香りをかいだ感じでは、私はあまり好きなテイストではなかった…。お互いに同じような感想を抱いたのも面白い。よく、その人に本当に必要な薬はまずく感じないというけれど、まさにその通りなのかも。

お湯で煮出した漢方を入れた紙コップ
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なによりすごいのが、ハーブティー感覚でいただけるのに、「第2種医薬品」だということ。だからこそ、気休めではなく、しっかりと飲む人の悩みを改善してくれる。冷え性や肩こり、そして肥満の原因となるむくみなどを解決し、理想の体形づくりのサポートにも一役買ってくれるはず。

薬なので、ダイエットにいいからとのみ過ぎるのはもちろん厳禁! 用法・用量を守り、適したものを選ぶ必要がある。「できたて純漢方」を扱う全国の加盟店には、漢方のソムリエ「漢(カ)ムリエ」さんがいて、山口さんのように相談に乗ってくれるから、自分にきちんと合った漢方を教えてもらうのがオススメ。

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漢方が並ぶ陳列棚
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「KAMPO煎専堂」では、5日分(10パック、3240円)も販売している。そこで、「防己黄耆湯」をまずは5日間、のみ続けてみることに。
忙しい時期
とバッティングしたチャレンジだったけれど、作るのに手間がかからないので途中で投げ出すこともなく、むしろ途中からは「防己黄耆湯」がまるで癒しのような存在に。少し甘みがあるのでのみやすく、朝晩の1杯をのむとなんとなく心が落ち着くような気が…。

そして4日目にさしかかって、体の変化を感じ始めた。いつもより尿意が多い気がするし、なんとなくだけれど足元のむくみが軽くなっているようにも感じる。とはいえ、体重の変化はマイナス0.3kgと、まぁ、そんなにトントン拍子には減らないのが現実。

でも、用量を守ってのむ分には、体にいいことがあっても悪いことはないはずだし、普段ダイエットが続かない私でも続けることができそう。

何事も継続が大事。結果はこれから出てくると信じて、このまま続けてみることにした。目指せ、代謝のいい体!

「KAMPO煎専堂」の外観
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撮影/八木英里奈 文/吉田可奈

【データ】
「KAMPO煎専堂」
住所  :東京都台東区浅草2-6-7 まるごとにっぽん2F
電話番号:03-3843-3711
営業時間:10:00〜20:00
アクセス:つくばエクスプレス「浅草」駅より徒歩1分、東京メトロ・都営浅草線「浅草」駅より徒歩8分
http://www.kampo-bar.com/

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