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オバ記者、“月曜断食”の翌日に体が急変!? 心臓バクバク…いったい何が?

4月から始めた“月曜断食”は5か月を超えたが、依然として停滞期を脱しきれてないオバ記者。

壁にもたれかかるオバ記者ことライターの野原広子
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そんな中、“月曜断食”をやった翌日に体が急変。ベッドの中に潜り込むと心臓がバクバクしてきて…いったいなにかあったのか? 連載第108回目は、緊張感あふれるその一部始終をレポート!

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“月曜断食”を始めて5か月で10kg減。このままいけば目標の15kg減ももうすぐ! 「いいことずくめよ!」と、大宣伝していた私だけど、今回は思わぬ落とし穴に落ちたという話。もしかしたら大変なことになったかも、なんだよね。

ケチのつき始めは、諸般の事情で月曜断食を2週続けてさぼったこと。さすがにその翌週はきっちり、かっちり断食しないと気合を入れたものの、どうしたことか、午後3時に失速。空腹に耐えられず、コンビニに走って、サラダとあんぱんを買ってかっ込んじゃった。

つまり18、19、20回目は3週連続で失敗よ。

ああ、ここで止めないと、ほんとに“月曜断食”そのものを断つことになる! 21回目の月曜日は、盆踊りで足をくじいたこともあり、1日家でもんもんとしながら断食したわけ。

火曜日は”炭水化物オフ”が推奨されているが…

そば。器の上にははしが置いてある
オバ記者はそばと目が合ってしまい…(写真/アフロ)
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で、開けて火曜の朝食はマンゴーに、ヨーグルト。“月曜断食”翌日の朝食は「旬の果物とヨーグルト」、というルールをしっかり守ってる、ここまではよかった。ところが昼すぎ、駅前の立ち食いそば店で、“アスパラとねぎのベーコン巻きの天ぷらそば”と目がバチーッと合っちゃったんだわ。

『月曜断食』(文藝春秋刊)の本には、火曜の昼食は「おかずだけ」とある。そのおかずも《揚げ物の衣には炭水化物である小麦粉が使われていますので、摂りすぎには注意します》と、なるべく炭水化物オフを推奨。“アスパラとねぎのベーコン巻きの天ぷらそば”なんてもってのほかよ。

わかっちゃいるんだって。“月曜断食”を始めたばかりの頃、火曜の昼に牛すじの煮込みを食べて、下痢をした経験もあるし、火曜の昼は、野菜スープのような胃に負担のかからないもの以外、私は食べちゃダメなんだなと。

が、このときは、なぜかふいに過去の黒い成功例(?)が頭をよぎったの。実は、火曜の昼に自家製のわかめうどんを食べたことがあり、「それでも10kg減ったじゃないか」と考えちゃったんだよね。

そうしている間にも、だしの効いためんつゆのにおいが、店先に立つ私の脳天を直撃して、ああもう、辛抱たまらんっ!

「ま、半分ならいいか」

ところが、どんぶりに顔を突っ込んで食べ始めたら、その「半分」がぶっ飛んで、気がついたら完食。途中で何度か、「はい、ここまで」と思ったけど、止まらなかった。いや、汁はちょっと残したよって言ったって、何の言い訳にもならないって。

「意識が遠のく寸前」になり血圧、脈拍にも変化

血圧計に腕を入れている
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その20分後よ。家に帰ってパソコンに向かっていたら、なんだか変。急に息苦しくなって、心臓はバクバク。首を絞められるような苦しさと、そのうち意識が遠のく寸前のような感じがして、思わずベッドにもぐりこんだわよ。で、ちょっと落ち着いたから、血圧計で血圧を測ったら、ご覧の通り。

高血圧ぎみの私は、いつもの血圧は上が140、下が80前後で、上120台なんて、30代後半から見たことない。心拍数90も早すぎる。実際、体を横にしているのに、全力で走ったあとみたいに心臓がどくどく。

10分ほど横になっていたら回復して、スッと立ち上がれたけど、あのまま意識が遠のいたら、どうなっていたか。ああ、思い出すだけで恐ろしい。『月曜断食』には、ちゃんと《断食後に食べる食事を回復食と呼び、ここで摂る食事を大切にします》って書いてあるのよね。ルールを守らないからこうなるのよね。

”月曜断食”を続けて体質が変化した?

わかめ、ネギ、かにかまなどを入れたうどん
わかめをたっぷり入れたオバ記者”自家製”のうどん
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今回のことで、”自家製”のうどんを食べていた3か月前と、今では体質が変わったことを実感したね。“月曜断食”は、土日は「こぶし2つまでの量なら、3食も好きなものを食べてよし」で、それが楽しみだったんだけど、最近は土日も平日と同じ、夕飯に野菜料理を食べているんだわ。「こぶし大2つまで」の量も、もっと手前で「もういいかな」と箸を置きたくなる。

そうなのよ。前ほど、量を食べられなくなっているんだよね。体が欲しているものも違うし。それなのに箸を置こうとすると、「まだイケるだろ」と体の中に潜んでいるひとりの私が、何かのはずみで出てきて、けしかけるの。

私の中のもうひとりの私よ、成敗してやるから出てこいッ!

オバ記者(野原広子)

1957年、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。



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