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紫外線で傷んだ髪をケア&デトックス!夏のパーフェクトメニュー「とうもろこしと豚肉のクミン炒め」【市橋有里の美レシピ】

夏本番はまだ先のはずなのに、すでに蒸し暑さでバテ気味だったり、水分の取りすぎでむくみが気になったりしていませんか?

「とうもろこしと豚肉のクミン炒め」を持つ市橋有里
写真10枚

そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんが、スパイシーな風味が食欲をそそり、疲労回復や美髪・美肌、むくみ解消にも効果的な夏のパーフェクトメニューを伝授! 夏を前にすでに息切れ気味のライターFが徹底レポートします。

バテ気味の体に元気とキレイをチャージ!夏に食べたいおすすめレシピ

とうもろこしと豚肉のクミン炒め
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――食欲をそそる、いい香りがしますね!

有里:はい。この時期、急な暑さや朝晩と日中との気温差で体調を崩したり、倦怠感を感じたりしている人も多いと思うので、栄養たっぷりで食欲をそそるメニューを考えてみました。

――私は暑くても食欲自体は落ちないんですけど、作るのが面倒になったり、喉ごしがいいもので簡単に済ませてしまったりすることはあるかも。

有里:その気持ち、わかります。でも、冷たいものや口当たりのいいものばかりとっていると、やっぱりバランスが悪くなってしまいますよね。

今回のレシピは、栄養バランスがいいのはもちろん、むくみ解消や美髪効果も期待できるものなので、ぜひ作ってみてほしいです。

――夏は水分の摂りすぎでむくみやすいし、紫外線で髪も傷みやすいから、デットクスや美髪効果があるレシピはうれしいですね。楽しみです!

《材料》(2人分)

とうもろこしと豚肉のクミン炒めの材料
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豚肩ロース…2枚 とうもろこし…1本 クミンシード…小さじ1 オリーブオイル…大さじ1 オニオンスパイス…少々 塩こしょう…少々

《作り方》

【1】 豚肉は一口大に切って、軽く塩こしょうをしておく。とうもろこしは皮をむき、ラップに包んでレンジで5分加熱し、少し冷まして4等分に切り、そぎ切りにしておく。

とうもろこしを包丁で切っているところ
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【2】 フライパンにオリーブオイル、クミンを入れ、香りが立ってきたら、豚肉を炒める。豚肉にこんがり焼き色を付けたら、【1】のとうもろこしを加える。

フライパンで豚肉を炒めているところ
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【3】 オニオンスパイスを加えて、さっと混ぜ、器に盛り付ける。

ビタミンB1たっぷり!豚肉×︎とうもろこしは夏に最強の組み合わせ

とうもろこし
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――これから、とうもろこしがおいしい季節になりますね。

有里:そうですね。6月頃から店頭に並び始めて、7月、8月頃にいちばん糖度が高くなります。とうもろこしには、不溶性食物繊維が多く含まれているので、腸内環境を整えてくれますよ。

――そのまま茹でて食べてもおいしいですけど、こうして炒めものにするのもいいですね。

有里:はい。今回は豚肉と一緒に炒めていますが、実は豚肉ととうもろこしは、夏バテ解消に最強の組み合わせ! どちらも炭水化物をエネルギーに変える効果のあるビタミンB1がたくさん含まれています。

豚肉ととうもろこし
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――炭水化物がエネルギーに変わると、夏バテしなくなるんですか?

有里:ビタミンB1が不足すると、炭水化物(糖質)をエネルギーに変える働きが鈍くなります。そうすると、疲労や倦怠感を感じやすくなってしまいます。米を主食とする日本人はビタミンB1が不足しがちなので、意識的に摂っていきたいですね。

――なるほど!

有里:それに、とうもろこしには、余分な水分や老廃物を体外に排出する働きのあるカリウムも含まれています。

――最強のデトックス食材でもあるわけですね?

髪や肌の健康維持に!手持ちのスパイスに加えたい「クミンシード」

クミンシードをフライパンの油にかけている
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――クミンって、カレーのような香りがしますよね。

有里:はい。クミンは、辛味やほろ苦さのあるスパイスで、実際、カレーやインド料理などによく使われています。

――夏にはスパイシーな料理が恋しくなりますもんね。

有里:そうですね。それに、クミンを加えると風味が増すだけでなく、肌や髪にうれしい効果もあるんですよ。

――そうなんですか?

有里:クミンには、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つ成分であるビタミンB2やカルシウム、豚肉やとうもろこしにも多く含まれるビタミンB1、葉酸などが含まれているので、苦手でなければ、たっぷり使ってほしいです。

――では、追いクミンしながらいただきたいと思います!(笑い)

有里:お好みでぜひ! 手持ちのスパイスにクミンシードを加えてみると、料理の幅も広がるし、手軽に髪や肌に栄養をチャージできていいと思います。

――さっそく買いに行きます!

フライパンで豚肉ととうもろこしを炒めている
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有里:あとは、オニオンスパイスの代わりにクレイジーソルトなど好きなハーブ塩を使ってアレンジもできますので、好みの味に仕上げてみてくださいね。

――はい! 夏バテ防止、疲労回復、デトックス、美髪・美肌とメリットたっぷりで、作らない理由がないですね。

有里:私も夏場でもあまり食欲が落ちないタイプなのですが、食欲不振のチームメイトのために、疲労回復効果のあるビタミンB群を豊富に含む食材を使って料理を作っていました。

とうもろこしは、できれば生のものから作るのがベストですが、レトルトの茹でてあるものや缶詰でも代用できますので、疲れたときにもぜひ作ってみてくださいね。

――やってみます! 有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございます。

有里:こちらこそ。「夏バテかな?」と感じたときやデトックスしたいとき、髪や肌のコンディションが気になるときにも“アリ”だと思います!

* * *

美は健康な心身にこそ宿るもの。疲労感や倦怠感、食欲不振など、少しでもコンディションが悪いなと感じたら、早めに食生活を見直してみることが大切です。デトックス効果や美容効果も期待できる最強レシピで、夏も健やかに美しくありたいですね。

レシピ考案:市橋有里

市橋有里
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いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。

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