不調改善

若返る食べ方の新常識|スイーツ、ドリンク、外食メニューの選び方は?

いつまでも若く、ツヤツヤのお肌や体型をキープしていたいけど、なかなか難しいもの。実はいつもの食事を選ぶときに、ちょっとだけコツを覚えるだけで、カンタン若見えを実現させてくれるメニューに変身します!

写真/ゲッティイメージズ
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老けて見える人は、体の糖化や、活性炭素を多く含む食事をすることで酸化を招く食事をしていることが多いと言われる。糖化は老化促進物質であるAGE(こげ)を作り出し、さまざまな病気を招くことに。また、酸化(さび)により、体内に活性酸素が増えると疲れやすくなったり、シミやシワが深くなったりするなど、見た目年齢が実年齢よりあがる原因になるとされている。

『いつ会っても若い人の食べ方の新常識』(主婦の友社)の著者である管理栄養士の麻生れいみさんが、老けにくい「若食べ」のメニュー選びのポイントや実例を教えます。

糖質量などでジャッジ!スイーツ、食べるならどっち?

少し甘いものが食べたい時に選ぶなら、糖質が控えめで、加熱調理されていないものを選ぶのがポイント! どちらがいいのか、迷いがちなスイーツ対決3つを紹介。

●プリン VS コーヒーゼリー

プリントコーヒーゼリーを並べて比較している
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加熱して作るプリンより、火を通さず作るコーヒーゼリーが◎。ゼラチンはツヤ肌効果も。

●ベイクドチーズケーキ VS レアチーズケーキ

ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキをを並べて比較している
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加熱されていないレアチーズケーキのほうがAGEは少なめ。でも糖質は多いので食べすぎはNG。

●ブルーベリー VS メロン

ブルーベリーとメロンをを並べて比較している
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フルーツの中でもブルーベリーは糖質が低めでビタミンCも豊富。抗酸化作用も高い。

「若返り」につながるドリンクの飲み方

野菜ジュースを手にしている女性
飲みすぎ注意!野菜ジュースは老けドリンク(写真/ゲッティイメージズ)
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果物や野菜のジュースは糖質が多め。甘酒は体にいいけれど、糖質が多いため、おちょこ1杯が適量。紅茶・コーヒー(砂糖なし)のポリフェノール、緑茶のカテキンは抗酸化作用が期待できて◎。アルコールは、糖質の多い日本酒、ビールは控えて、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒を。

若返るための外食メニューの選び方は?

外食時でも、メニューの選び方や食べ方をちょっと気遣うだけで、「若食べ」になります。

【1】単品は避ける

かつ丼が器に入っている
写真/ピクスタ
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丼ものやラーメンなどは炭水化物と脂質ばかり。せめてサラダや酢の物などの小鉢をプラスしてバランスよく。

【2】調理法に注目

蒸し野菜がせいろに入っている
写真/ピクスタ
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AGE量は「生→蒸す・ゆでる→煮る→炒める→焼く→揚げる」の順で増加。野菜炒めよりも蒸し野菜を選びたい。

【3】食べ順を守る

サラダがガラスの器に入っている
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体内の老化を招く血糖値急上昇を防ぐには、野菜→肉や魚などたんぱく質→最後にご飯など炭水化物の順で。

【4】よく噛んで食べる

上記がどれも難しい場合は、せめてよく噛むことを心がけて。消化吸収がよくなり、脳の活性化にもつながる。

* * *

個人差はあるが、食べたものが肌や髪に行き渡り、体の変化を実感するまで約1か月。「その後も継続することが大切です」(麻生さん)。

この人に聞きました:管理栄養士・麻生れいみさん

麻生れいみさんのインタビューカット
撮影/生熊友博
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撮影/阿部健太郎

※女性セブン2019年9月5日号

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