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「やせる野菜ジュース」の作り方|5つの材料とベジファーストパウダーだけで簡単!

野菜を食事の最初に食べるベジファーストがダイエットに効果的なのは知っているけれど、毎回の食事にサラダを取り入れるのはちょっと面倒…と懸念している人に朗報!

ベジファーストパウダーを野菜ジュースに入れるところ
『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)より
写真5枚

『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)で紹介されている、管理栄養士・望月理恵子さん考案の“やせる野菜ジュース”なら、簡単に食事に取り入れられて、ベジファーストと同じ効果が! 3食きちんと食べても3週間で体重-5.2kgの結果が出たという野菜ジュースのレシピをご紹介。冷凍保存すれば、さらに手軽に取り入れることができてうれしい。

ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース

「やせる野菜ジュース」のレシピ

肥満の元となる、血糖値の急上昇を抑えることができるベジファースト。サラダを先に食べるのもOKだけど、おからパウダー大さじ1杯と重曹小さじ1/5で作る“ベジファーストパウダー”と、市販の野菜ジュース150~200mlを混ぜ合わせたものをサラダ代わりに飲めば、時短ができて忙しい人にも楽チン!

さらに、市販の野菜ジュースよりもダイエット効果が期待できる「やせる野菜ジュース」のレシピを紹介。3分でできるので、まずはチャレンジしてみよう!

→ベジファーストパウダーについて詳しくはコチラ

《材料》(1杯分)

ほうれん草…1株 にんじん(皮付き)…2cm りんご(皮付き)…1/4個 バナナ…1/3本 レモン…1/3個分(10cc弱) 水…100cc ベジファーストパウダー(おからパウダー大さじ1、重曹小さじ1/5を混ぜ合わせたもの)

野菜と果物をミキサーにかけている
『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)より
写真5枚

《作り方》

【1】材料の野菜と果物をそれぞれ、ミキサーにかけやすい大きさに切り、レモンをしぼる。
【2】【1】で切った野菜と果物、しぼったレモン、水をミキサーにかける。にんじんが粗みじんで残るくらいのポタージュ状で止める。
【3】グラスに注ぎ、ベジファーストパウダーを加えて、粉が溶けるまでマドラーなどでよく混ぜる。

野菜ジュースは冷凍保存OK!

毎日野菜ジュースを作るのはちょっと面倒…という人は、冷凍保存もOK。1杯分ずつ分けたい場合は製氷皿に、1週間分ならフリーザーバッグに、持ち歩く場合はペットボトルに入れて凍らせるのがおすすめ。

やせる特製野菜ジュースを製氷器で凍らせたもの
『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)より
写真5枚

朝飲む場合は前日の晩に1杯分だけ冷蔵庫にうつしておけば、翌朝すぐに飲むことが可能。オフィスに持っていく場合は、ペットボトルに入れて凍らせておいて、そのまま持っていけばランチタイムには溶けて飲みごろに。

◆ベジファーストパウダーは一緒に冷凍しない

注意すべき点は、ベジファーストパウダーは一緒に冷凍しないこと。飲む直前に入れないと、重曹が発泡しにくくなり満腹感が減少してしまうので気をつけて。また、切った野菜をそのまま冷凍すると、繊維質が壊れて劣化の原因になるため、野菜は必ずジュースにしてから凍らせて。

「やせる野菜ジュース」がダイエットに効果的な理由は?

やせる特製野菜ジュースの材料
『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)より
写真5枚

「やせる野菜ジュース」の特徴は、一般に販売している野菜ジュースにはほとんど含まれていないたんぱく質がはいっていること。基本的に、たんぱく質が多く含まれている食べ物は、満腹感を得やすいと言われている。

そこにおからパウダーを加えることによって、1杯で約2.6gのたんぱく質を摂取できるため、119kcalと低カロリーなのに満腹感があって食べすぎ防止にも効果的。

◆食物繊維の量は市販の野菜ジュースの約5倍!

さらにもう1つのうれしい特徴は、食物繊維が豊富で、食後血糖値の急上昇を抑えてくれること。おからパウダーの食物繊維に加えて、りんごやにんじんを皮ごと入れることで食物繊維の量がさらに増えて、1杯あたり5.6g(セロリ3.7本分、レタス1.1個分!)に。これは一般的な市販野菜ジュースの約5倍の量にあたり、ダイエットには無敵のジュースと言える。

「やせる野菜ジュース」は、むくみ&便秘にも効果的

むくみをスッキリさせて、体重だけでなく見た目もスリムになりたいという人こそ「やせる野菜ジュース」がおすすめ。このジュースには塩分排出効果のあるカリウムが多く含まれるバナナやりんごがはいっているため、むくみ改善にはもってこい。しかも水溶性のカリウムは水に溶け出す性質があるけれど、ジュースなら無駄なく摂ることができる!

◆アボカドをプラスするとさらに有効

さらにむくみ改善の効果をアップさせたいという人は、アボカド1/6個を足してみて。アボカドは豊富なカリウムと良質な油分を含んでいるため、むくみ改善に加えて腸内環境が整い宿便を排出してくれる効果も。

また、「やせる野菜ジュース」は、肌荒れやぽっこりしたお腹の原因にもなる便秘解消にも効果絶大。便秘改善には食物繊維と水分をしっかり摂ることが大切だけれど、このジュースを飲めばどちらもクリア。中でもおからパウダーに多く含まれる不溶性の食物繊維が便のかさを増やすことで、腸の働きが活発に。

水100ccを同量のヨーグルトに変えると、腸内環境改善、便秘改善効果がアップするうえに、満腹感も得やすくなるのだとか。

ベジファーストパウダーの材料・おからパウダーって?

ベジファーストパウダーの材料
『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)より
写真5枚

おからパウダーは、手軽に買えるのに、高い栄養価と豊富な食物繊維でダイエット効果が注目されている食材。水分を含むとゆっくりと大きくなって、胃の中で5倍ほどに膨らむため、満腹中枢を刺激。そのため、食事の量が自然と減っていくのだとか。さらにおからパウダーは植物性の大豆たんぱく質が豊富。たんぱく質は筋肉を作るもとになり、基礎代謝の高い痩せやすい体作りができるのでダイエットには一石二鳥!

◆痩せホルモン・アディポネクチンが活躍

そしておからパウダーの注目ポイントは、ホルモンの1種である、アディポネクチンの分泌を促す働きもあること。アディポネクチンは代謝サイクルを円滑にして、インスリンの過剰分泌を抑える効果があることから、痩せるホルモンと言われるもの。脂肪や糖の代謝を促し、中性脂肪と内臓脂肪を減らしてくれる、ダイエッターにうれしい働きがあるという。

文/イワイユウ

著者:望月理恵子さん

管理栄養士の他、Luce代表取締役、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの人が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。最新の著書は『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)。

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