スキンケア

あさりを食べて”おうち美容”で美肌に!一緒に食べるとより効果的な食材は?

肌の美しさは肌のキメの細やかさによって決まるが、高価な化粧品を使わなくても美肌は体の中から作ることができるという。

写真/ゲッティイメージズ
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外出自粛により”おうち美容”が注目を集める今、管理栄養士の菊池真由子さんが効果的な“美肌食材”とその理由を教えてくれた。

美肌作りにはコラーゲンが不可欠

あさり
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「肌のキメは、肌表面にある細胞同士の隙間が交差してできています。この交差した隙間が狭ければ狭いほど、肌のキメが細かいと言え、若々しい肌に見えるのです。ところが、年齢とともに肌細胞が抱え込む水分量や、ハリと弾力を支える成分(主な成分はコラーゲン)が減ってきます。すると、肌細胞同士の隙間は空いてしまい、キメもあらくなってしまいます」(菊池さん・以下同)

では、コラーゲンは食材で補えるのだろうか?

「美肌作りには、肌細胞の新陳代謝を活発にしてコラーゲンたっぷりの新たな細胞を作り出す必要があります。それを叶える栄養素が亜鉛。亜鉛はコラーゲンの合成に必要な栄養素です。亜鉛を多く含む食材は意外と少ない中で、効率よく摂れる食材が貝類です」

◆亜鉛をたっぷり含むあさりがおすすめ

中でも、あさりは安価で手にはいりやすく、亜鉛の他にもコラーゲンの合成に必要なたんぱく質と鉄も含んでいるので“一石三鳥”だ。

「砂抜きが面倒なあさりですが、殻つきでなくても水煮缶で十分。水煮缶なら一度にたくさんの量を食べられます。また、あさりは低カロリー&低脂肪ですから、余分な脂肪が原因で起こる吹き出物や毛穴の広がりも抑えられます」

あさりと一緒に食べると効果が高まる食材は?

みつばが入った味噌汁
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美肌力を高めるにはビタミンAとビタミンCも欠かせないと、菊池さん。

「ビタミンAの素となるβカロテンとビタミンCをまとめて摂れる食材が三つ葉。βカロテンは、全身の細胞が老化するのを抑え、紫外線によるしわも予防してくれます。一方、ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせない成分です」

あさりと三つ葉の組み合わせなら潤いたっぷりの若々しい肌細胞の誕生が期待できる。

◆あさりと三つ葉を味噌汁に

「新しい肌細胞に入れ替われば、細胞同士の隙間も狭くなりキメ細やかな肌に整ってきます。透明感のある肌がよみがえるでしょう。食べ方は、あさりと三つ葉の栄養素を丸ごと摂れるお吸い物や味噌汁など手軽な汁物や、パスタ、酒蒸しなどがおすすめです。水煮缶を使う場合は、うま味成分がたっぷりはいった汁ごと使いましょう。特に、紫外線の強い日は肌が受けるダメージも大きいので、夕食に食べて寝ている間にしっかり肌を修復しましょう」

あさりと三つ葉を食べて、透明感のある肌を目指そう!

教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん

笑顔の菊池真由子先生の顔写真
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管理栄養士。健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。『食べても食べても太らない法』(三笠書房・以下同)が10万部超えのヒット。『図解 食べても食べても太らない法』、『食べれば食べるほど若くなる法』、『図解 食べれば食べるほど若くなる法』もベストセラー。

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