スキンケア

夏に向け今こそ!セルフで行うアンダーヘアの剃り方|カミソリで安全に整える方法と注意点

露出の少ない冬や春はアンダーヘアの処理もサボりがち。でも、夏に向けてそろそろケアを始めてみては?

安全カミソリをお腹に当てている
写真/Getty Images
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そこで、安全カミソリメーカーの「Schick」(シック)が教える(皮膚科専門医の赤須玲子先生監修)の正しいVIOの知識とアンダーヘアのシェービング方法を知ってセルフケアに役立てて。

VIOの基礎知識

アンダーヘアが長すぎたり、量が多かったりすると、デリケートゾーンを清潔に保つことは難しくなる。髪が長いと汚れやシャンプー剤が残りやすい頭皮と同様に、アンダーヘアが伸ばし放題では手入れが行き届かないことも。アンダーヘアの濃さや太さには個人差があるけれど、量や長さを整えることで清潔な状態をキープしやすくなる。

Vラインの図解
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◆Vライン

下着や水着を履いたときに、V字にみえる部分。「ビキニライン」とも呼ばれ、逆三角形の範囲全てを指す場合もある。Vラインは、ショーツによる摩擦で炎症や色素沈着等を起こしやすく、また生理中にはむれやすいエリアでもある。感染も起こりやすいため、清潔に保って。

Iラインの図解
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◆Iライン

股関節の内側。外陰部周辺の毛のこと。陰唇や膣に接しているため、常に高温で湿った状態になっている。おりものや尿、経血によるかぶれが起こりやすく、刺激や摩擦を受けやすい場所のため、清潔に保たなければ、においを発したり、感染を引き起こしたりして、かゆみが出ることがある。

Oラインの図解
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◆Oライン

肛門周り。「ヒップ奥」とも呼ばれる部位。ペーパーや生理用品の摩擦以外に便などの刺激が加わりやすい場所。長時間座る姿勢の人は、圧迫やムレが肌に負担を与えることも。

アンダーヘアのお手入れの基本

VIOにおすすめのカミソリ
『ハイドロシルク トリムスタイル 』
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VIOラインはデリケートなゾーンで、かつ処理がしづらい場所。肌にやさしい4、5枚刃や、敏感肌用カミソリを使用して。毛が長い場合は、あらかじめトリマーで長さをカットしておくこと。

◆VIOシェービングのステップ

カミソリのトリマー刃
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【1】量と長さを整える
量を整えるためにアンダーヘアをハサミでカットすると、切断面が鋭角になり、下着から突き出してしまったり、処理後にチクチク感を感じたりする原因にもなるので、電動トリマーの使用がオススメ。トリマーだと切断面がほぼ平面になるのでケア後も快適に。

また、カミソリで剃る場合も、毛が長いままだと引っ張られて毛根を傷める可能性があるため、まずはトリマーで長さをカットしてから行う。

【2】下着や水着からはみ出す部分を確認
量と長さを整えたら、きれいに仕上げるために剃る範囲を決める。下着や水着を着用した際にはみ出る部分を確認し、どこまで剃るか決めてカミソリでラインを整える。

【3】カミソリで余分な毛を剃る
ビキニラインのムダ毛は、ゆっくりこまめにカミソリを動かして剃る。ビキニラインはデリケートな部分でもあるため、肌負担の少ない敏感肌用のカミソリを選ぶのがよい。シェービング剤を使えば、さらに肌にやさしくシェービングができる。

【4】シェービング後は保湿
ビキニラインの肌はとても敏感なので、シェービング後はムダ毛やシェービング剤をよく洗い流し、刺激の少ないローションや乳液でしっかり保湿を。

◆VIO別シェービングのポイント

Vラインの剃り方を図解
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■Vライン
Vラインは剃る範囲が決まったら、剃りやすい体勢をとり、外側から内側に向かってやさしく剃る。重ね剃りはしないようにする。

Iラインの剃り方の図解
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■Iライン
自分の目では確認しづらい部位のため、鏡を使うなど工夫を。確認しやすい姿勢をとり、一気にやろうとせずに、片側ずつ丁寧に奥から手前に、やさしく剃っていく。完全に剃りたくない人は、トリマーで量と長さを整えるだけでも、下着などからはみ出しにくくなる。

Oラインの剃り方の図解
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■Oライン
Oラインはそり残しが多い部位なので、まずは毛の生えている部分を鏡で確認。お尻を片方ずつ外側に押さえながら、随時、鏡で確認しながら外側から内側へこまめに丁寧に剃っていく。

◆アンダーヘアを処理する際のNG

アンダーヘアの手入れは、カミソリが基本。全て毛抜きで脱毛した場合、毛穴が黒ずんだり、鳥肌が立ったように盛り上がったりしてしまうことも。また、次に生える毛が埋没毛になって、皮膚の下を1cm以上も這うケースもある。

また、アンダーヘアを全てなくしたツルツルの状態は、清潔ではあっても、膣への雑菌の侵入を防ぎ、衝撃をやわらげてクッションになるという機能面で劣ってしまう。ショーツからはみ出ないように量や長さを整える程度に。

デリケートな部位なだけに、正しい処理をしないと炎症などのリスクもあるアンダーヘア。丁寧なケアを心がけて。

【データ】
Schick(シック・ジャパン株式会社)
https://www.schick-jp.com/

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