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コロナ禍で「服を長く着たい」派が増加!服を長持ちさせるための保管法6つのNG

季節ごとにある衣替えだけれど、約9か月もしまっておくことになる衣類を次のシーズンもきれいに着たいなら、正しく保管しておきたい。

クローゼットに服をしまう女性
イラスト/Getty Images
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衣類の防虫剤『ムシューダ』などを発売するエステー株式会社が、2020年9月1日から9月4日の期間、20歳~59歳の男女603名(男性242名、女性361名)に対してインターネットにて「衣類への価値観に関する意識調査」を実施した。

新型コロナウイルスの流行でおうち時間が増えたことをきっかけに、衣類を処分したという人がアンケートの過半数を占めた他、コロナ前後に関して興味深い結果が出たのが「衣類に対する価値観で最も強く当てはまるものをお選びください」という質問について。

エステー調べのグラフ
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コロナ後は「長く着られるようなお気に入りの服を少しだけもちたい」と考える人が増えていること、また、従来のファストファッション志向の「安くても服をたくさんもちたい」や「流行の服をそろえたい」といった価値観はコロナ前に比べて減少していることが明らかになった。

服を長く楽しむという意味で使われる「スローファッション」を取り入れたいと思うかという質問には、20.6%が「既に取り入れている」、36.7%が「今後取り入れていきたい」と回答。ファストファッションと対をなすスローファッションへの関心が、コロナ禍で高まっていることがうかがえる結果となっている。

ついやってしまいがちな衣類保管のNG6つ

写真/Getty Images
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コロナ禍での意識の変化も踏まえて、お気に入りの服を長く楽しむために知っておきたいのが、正しい衣類の保管方法。ついやってしまいがちな6つのNGと、その理由についても紹介する。

【NG1】1回以上着用し、洗濯やクリーニングをせずに半年以上保管している衣類がある

衣類の汚れは衣類の害虫やカビの発生源に。そこで、衣替えで衣類を収納するときは、「必ず汚れを落としてから収納すること」が大切。

【NG2】クリーニングカバーをつけたまま保管している衣類がある

クリーニング店から洋服の返却の際にコートやジャケットにかかっているフィルムカバーは、通気性が悪く、スチームアイロンの湿気を含んでいる場合も。これがカビなどの原因となる。溶剤が落ちていないと、生地の変色や劣化の原因にもなるため、カバーを外し、陰干しして衣類を乾燥させてからしまうこと。

【NG3】クローゼットや収納ケースに衣類をぎゅぎゅうに詰めて保管している

ぎゅうぎゅう詰めの空間では、防虫成分は行き渡りにくく、効果も落ちてしまう。衣類の量は8割程度にしてすき間を作り、防虫成分が行きわたりやすくするのがポイント。

【NG4】衣類を保管しているスペースの掃除を1年以上行っていない

クローゼット等の収納スペースにホコリがたまると、害虫が発生しやすくなり、衣類への虫食いのリスクがアップ。きちんと掃除して清潔にしてから、大切な衣類を収納すること。

【NG5】防虫剤は衣類の間にはさんだり、下の方に入れている

防虫剤の成分は空気より重いので、上から下に広がっていく。よって、設置場所もなるべく上の方にするのが◎。

【NG6】蛍光灯の光や日光の紫外線が当たる場所で保管している

生地が劣化したり、変色する恐れがあるので、光の当たらない場所で保管を。オープン収納の場合はカバータイプの防虫剤を利用して。

NGの保管方法が思い当たる人は、この機会に正しい方法を試してみて。

【データ】
エステー
https://www.st-c.co.jp/

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