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伝説の家政婦・タサン志麻さんが作るお手軽だけど激ウマ“沸騰レシピ”5品

おうち時間が長引く中で、「毎日の食事作りもマンネリ」「手の凝った料理はもう作りたくない」という声も。そこでぜひチャレンジしてほしいのが、フレンチシェフから“伝説の家政婦”となったタサン志麻さんの味! 人気番組『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で芸能人をうならせた料理の数々はどれも簡単なのに、本格的なお店の味に。

そんな保存版レシピが集まった本『伝説の家政婦 沸騰ワード10レシピ』(ワニブックス)の中から5品を紹介。自分のため、家族のため、毎日の料理作りに前向きになれる志麻さんの金言とともにぜひ作ってみて。

「豚のキャラメル煮」レシピ

◆キャラメルの苦味が料理のアクセントになります!

豚のキャラメル煮
豚の角煮を洋風に
写真6枚

《材料》(作りやすい分量)

豚バラ肉(塊)…700g
ブロッコリー…1株
いんげん…10本
玉ねぎ(みじん切り)…大さじ1
グラニュー糖(なければ砂糖)…大さじ4
コンソメ(固形)…1個
バター…10g
サラダ油…小さじ1
塩・こしょう…適量

《作り方》

【1】豚肉は3cm角に切り、塩小さじ1(分量外)をまぶし、こしょうをふる。
【2】ブロッコリーは小房に分ける。いんげんは筋を取る。
【3】【2】を熱湯で2分ほどゆでて、ざるに上げて水気を切っておく。
【4】鍋に、【3】のゆで汁大さじ3とバターを入れ中火で熱し、バターが溶けたら、【3】と玉ねぎを入れてさっと炒める。
【5】フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉の表面が白っぽくなるまで焼き色をつける。
【6】鍋にグラニュー糖か砂糖を入れ強火で熱し、時々、鍋を動かしながら煮詰める。煙が出て、濃い茶色になったら、火を止め、水500ml(分量外)を入れてふたをする。
【7】【6】に豚肉とコンソメを入れ、ふたを少しずらしてのせ、強めの弱火で30分ほど煮込む。甘味が足りなければ、グラニュー糖か砂糖小さじ1を加える。
【8】器に豚肉を盛り、【4】をのせ、鍋に残ったキャラメルソースをかける。

「ロシア風ポテトサラダ」レシピ

◆梅干しは甘みもあるはちみつ味がオススメです!

ロシア風ポテトサラダ
おなじみの副菜をいつもとは違う味に
写真6枚

《材料》(2人分)

じゃがいも(メークイン)…2個
ツナ缶(オイル漬け)…1缶
大葉…2枚
万能ねぎ(小口切り)…5本分
梅干し(はちみつ入り)…2個
マヨネーズ…大さじ2

《作り方》

【1】じゃがいもは皮つきのままラップに包み、電子レンジに8分かける(4分したら上下を返す)。皮をむき、ボウルに入れフォークなどでつぶす。
【2】梅は種を取り除き、果肉をつぶす。大葉はざく切りにする。
【3】ツナをオイルごと【1】に入れ、マヨネーズを入れて混ぜ合わせる。
【4】【2】の梅と大葉、万能ねぎを加えて混ぜ合わせる。

「キャベツとひじきのシュウマイ」レシピ

◆えのきたけ、レタス、豆苗などお好みの野菜でも作ってみてください

キャベツとひじきのシュウマイ
フライパンでできるヘルシーなひと皿
写真6枚

《材料》(2人分)

豚ひき肉…250g
キャベツ…3枚
芽ひじき(乾)…10g
玉ねぎ…1/4個
にんにく・しょうが(それぞれみじん切り)…各1片分

【A】
しょうゆ…小さじ1
酒…大さじ1
塩…ひとつまみ
片栗粉…大さじ2

《作り方》

【1】ひじきはたっぷりの水で戻し、ざるに上げて水気をしっかり切る。キャベツは千切りにする。
【2】玉ねぎはみじん切りし、ラップで包みレンジに1分半かけ、粗熱が取れるまで冷ましておく。
【3】ボウルに、ひき肉、【2】の玉ねぎ、にんにく、しょうが、【A】を入れよく練る。
【4】【3】を8等分に分け、団子状に丸める。
【5】キャベツに片栗粉大さじ1(分量外)を混ぜて、肉団子4個のまわりにまぶす。残りの4個の肉団子は【1】のひじきをまぶす。
【6】フライパンに【5】を並べ、水100ml(分量外)を加え、ふたをして弱火で12~13分ほど蒸す。

「鶏胸肉の白ワイン蒸し」レシピ

◆シーフードやひき肉など具材もアレンジできます

鶏胸肉の白ワイン蒸し
白ワインとハーブが香りしっとりした食感
写真6枚

《材料》(2人分)

鶏胸肉…枚(300g)
玉ねぎ(小)…1個
じゃがいも(メークイン)…2個
ミニトマト…8個
小麦粉・オリーブ油…各大さじ1
白ワイン…100ml
塩・こしょう…適量
ハーブ…(あれば)

【A】
ローズマリー…1本
タイム…2枝
ローリエ…1枚

《作り方》

【1】玉ねぎはくし切りにする。じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま1.5cm幅に切る。
【2】鶏肉はキッチンペーパーで水気を拭き取る。両面にしっかりめに塩・こしょうをし、下味をつける。全体に小麦粉をまぶす。
【3】鍋にオリーブ油を強火で熱し、【2】の鶏肉を皮目から入れる。フライ返しなどで鶏肉を押さえながら1分半ほど焼いたら裏返し、もう片面も1分ほど焼く。
【4】火を止め鶏肉を取り出し、空いたフライパンに、玉ねぎとじゃがいもを並べる。
【5】【4】に鶏肉と【A】のハーブをのせる。白ワインを入れたらふたをして、弱火で20分ほど蒸し煮にする。
【6】ミニトマトを入れて5分ほど煮る。

「ラビオリ」レシピ

◆少ない水分で煮ることで野菜や肉の旨みが外に流れ出ず、ふっくらと火通しできます

ラビオリ
餃子の皮ではさむだけ
写真6枚

《材料》(2人分)

ほうれん草…1/2把
ブラウンマッシュルーム…8個
とろけるチーズ…40g
餃子の皮…16枚
オリーブ油…大さじ1
塩・こしょう…適量

《作り方》

【1】ほうれん草の茎はみじん切りに、葉はざく切りにする。マッシュルームはみじん切りにする。
【2】フライパンにオリーブ油を中火で熱し、【1】のマッシュルームを入れ塩ひとつまみとこしょうをして炒め、水分が抜けたらほうれん草を加えてしんなりするまで炒める。粗熱が取れたら、チーズを混ぜる。
【3】餃子の皮の中央に【2】をのせ、皮の端に水をつけもう1枚の皮をかぶせてとじる。
【4】沸騰した湯に【3】を入れ、浮き上がってきたら4分ほどゆでる。
【5】器に盛り、トマト油をかける。

★トマト油の作り方

【1】トマト4個を1cm角に切る。
【2】鍋にオリーブ油50mlとみじん切りにしたにんにく1片分を入れ弱火で熱し、にんにくの香りがしてきたらトマトと塩ふたつまみを入れ、水分がなくなるまで15分ほど煮る。

教えてくれたのは:タサン志麻さん

タサン志麻さん
写真6枚

大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業。フレンチレストランなどに15年勤務した後、2015年にフリーの家政婦として独立。各家庭にある調理器具や食材、調味料で家族構成や好みに合った料理とその手際のよさが話題となり“予約の取れない伝説の家政婦”としてメディアに多数出演。著書も多数。『伝説の家政婦 沸騰ワード10レシピ』には、『沸騰ワード10』で披露した、とっておきのレシピを掲載。じっくりオーブン料理からさっと作れる副菜、スイーツまで、草刈民代、杉山愛、辺見えみりら番組に出演する美食家の芸能人たちも太鼓判の味を自宅で堪能して。

※女性セブン2021年2月18・25日号
https://josei7.com/

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