不調改善

立ちくらみや頭痛には「苓桂朮甘湯」。動悸やヒステリーにも【漢方でカラダケア】

慢性的になると生活にも支障が出てしまう、立ちくらみのようなめまい、動悸や頭痛は、漢方で解決できるかもしれません。

頭を抱えてしゃがむ女性

薬剤師の道川佳苗さんによると、漢方薬の「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」は、神経症や起立性低血圧、めまいや更年期の症状など、幅広い症状に用いられているそうです。

【第2類医薬品】「クラシエ」漢方苓桂朮甘湯エキス顆粒 45包

【第2類医薬品】「クラシエ」漢方苓桂朮甘湯エキス顆粒 45包(画像は公式HPより)

そこで、「苓桂朮甘湯」はどんな体質の人に合う漢方薬なのか、どんな効果があるのかを詳しく解説してもらいました。

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苓桂朮甘湯ってどんな漢方薬?

◆苓桂朮甘湯はこんな人におすすめ

苓桂朮甘湯は、下記のような体質の人に合う漢方薬です。

□体力がない
□めまい、ふらつき、立ちくらみがある
□頭痛、のぼせがある
□動悸、息切れがある
□尿量が少ない

苓桂朮甘湯は、体力があまりなく、のぼせがあり、神経質な人に向く漢方薬です。また、水分が停滞している「水滞(すいたい)」を改善する効果があるため、むくみがちな人や、尿量が少なめで口の渇きはあまり見られないような人に適しています。

めまいの改善に用いる場合、とくに立ちくらみの症状によく用いられます。苓桂朮甘湯は気が逆流する「気逆(きぎゃく)」を改善する効果もあるため、更年期障害やパニック障害などにも用いられます。

◆苓桂朮甘湯を不調改善に活用できた人の実際の事例

更年期の症状が出始めた40代後半、痩せ型の女性のかたに苓桂朮甘湯を処方した事例です。

パソコンの前で頭に拳を当てる女性

彼女は普段から神経質な性格で、40代後半になってからはさらにイライラしやすくなり、ヒステリーを起こすこともたびたびあったそうです。また、いつも息苦しいような感じがして食欲もないとのことでした。

さらに、フラフラする立ちくらみのようなめまいが続いたため、耳鼻科でめまいの薬を処方してもらったそうですが、その薬も効かずに途方に暮れていました。

そんなおり、友人からの紹介で漢方クリニックを受診されたため、めまいの症状に苓桂朮甘湯を処方しました。

苓桂朮甘湯を服用してしばらくすると、トイレの回数が増えたとのことでした。さらに、イライラすることも減っていき、徐々に気持ちも安定してきたそうです。そして、1か月服用したころには立ちくらみもだいぶ楽になったとのことでした。

めまいやイライラの症状に、苓桂朮甘湯の効果がしっかり出た例です。

◆苓桂朮甘湯に含まれる生薬

苓桂朮甘湯には余分な水分を取り除き、精神を安定させるはたらきのある「茯苓(ぶくりょう)」と、消化器を温め水分の流れをよくし、気の巡りを整える「桂皮(けいひ)」という生薬が含まれています。

白朮

画像/Photo AC

その他にも、消化器を保護して活性化する「白朮(びゃくじゅつ)」または「蒼朮(そうじゅつ)」、「甘草(かんぞう)」が含まれています。

漢方薬ってそもそもどんなもの?

漢方薬は複数の生薬の組み合わせで構成される薬です。生薬は自然の素材から抽出された成分のため、漢方薬は一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

薬を入れる引き出し

体に優しくはたらくといっても、医薬品としてしっかり効果と安全性が認めらています。たとえば、今回の苓桂朮甘湯はノイローゼ・めまい・動悸・息切れ・頭痛などに効果が認められています。

さらに、漢方薬の効果は一時的な症状を抑えるだけではありません。漢方医学はそもそも、体全体を健康な状態に向かわせることを目的としたものです。つまり、漢方薬は体質そのものに働きかけるため、体質改善から理想の健康をめざすことができるのです。

漢方薬のように自然のもつ力を上手に使うと、私たちの体の摂理に沿った無理のない方法で、症状を改善に向かわせることができるでしょう。

そして、健康や症状改善のために規則正しい生活を毎日続けるのは難しいという場合でも、漢方薬なら自分の体質や症状に合うものをのむだけです。「のむだけなら続けられそう」という人も多いのではないでしょうか。

漢方薬を始めるときの注意点

漢方薬を服用するときに大切なのは、体質に合ったものを選ぶことです。体質に合わないものを服用すると、効果が出にくいだけでなく、副作用の心配もあります。

皿に乗った何種類もの生薬

そのため、漢方薬を選ぶ際は医師や薬剤師に相談するのが安心でしょう。漢方薬の購入は、ドラッグストア・漢方クリニック・漢方薬局などで可能です。

しかし、小さな症状のために、わざわざクリニックや漢方薬局には行きたくないというかたもいるでしょう。その場合、オンラインでの相談という方法もあります。

スマホで相談でき、AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが漢方薬を見極めてくれる、「あんしん漢方(オンライン個別相談・AI漢方)」(https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/)などの、オンラインサービスが便利です。

オンラインサービスなら、スマホで気軽に頼めて、すぐに自宅まで配送してもらえます。

めまいや頭痛に悩む人は相談を

体の水分が停滞していることによる、めまいや頭痛などに用いられる苓桂朮甘湯は、以下のような人におすすめの漢方薬です。

胸の前にハートをもつ女性

・胃に水が溜まった感じがしてポチャポチャと音がする
・むくみが気になる
・めまいや頭痛があり、動悸やヒステリーなどを起こす

水分代謝の滞りによって、めまいや頭痛などが引き起こされることもあります。耳鼻科で処方された薬が効かない人は、漢方薬を試してみるのも1つの方法です。

漢方薬は自分の体質や症状に合ったものを選ぶことが大切なので、まずは専門家に相談してみてくださいね。

教えてくれたのは:薬剤師・道川佳苗さん

道川佳苗さん

みちかわ・かなえ。漢方薬・生薬認定薬剤師。調理師。薬膳アドバイザー。大学卒業後、薬局にて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、服部栄養専門学校で調理技術、栄養学を学ぶ。現在はweb上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
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