ペット・動物

犬や猫の花粉症|柴犬やシーザーはリスク高い?散歩やシャンプーなどの対策法

柴犬など特定の犬種・猫種に多い

犬や猫で花粉アレルギーになりやすい体質、要因などは今のところ、詳しいことは分かっていません。しかし、実際の傾向として、アレルギー性皮膚疾患に比較的なりやすい品種は挙げられると、山本先生はいいます。

柴犬
Ph/Getty Images
写真6枚

◆柴犬、シーズー、パグ・レトリーバー…

「猫では特にないのですが、犬では柴犬、シーズー、パグ、レトリーバー、フレンチ・ブルドッグなどが多いのは確かです。好発品種があるため遺伝的な素因があるかと思いますが、同じ品種でもアレルギーにならない子もいます。柴犬は、散歩をしていても皮膚が赤くなっている子を見かけることがありますね」

アニコム損害保険の統計では、柴犬はアレルギー性皮膚炎(原因は花粉に限らない)にかかるリスクが犬全体の平均に比して約2倍と高いのだそうです。

対策は花粉を避けた散歩、シャンプーなど

愛犬や愛猫の花粉アレルギーが判明した場合に、最も有効な対策は、シンプルにアレルゲンに触れさせないこと。

「猫の場合は室内飼いで、日常的に家の外に出る機会がない子も多いと思いますが、犬の場合は日々の散歩に注意が必要です。例えば、スギ花粉に陽性反応が出た子は、花粉の季節にはスギが植わっている公園には行かない、その時期だけ散歩を短くするといった対策が有効です。時間をずらして花粉の飛散ピーク(スギの場合は午前中と夕方に多くなるといわれている)を避けるのもいいでしょう」

シャンプーされている犬
Ph/Getty Images
写真6枚

◆飼い主が家の中に花粉を持ち込まないのも重要

散歩から帰ってきたときにもひと手間かけることで症状を緩和できます。

「タオルで体をよく拭いてあげたりブラッシングしてあげたりして、花粉をしっかり落とすことが大切です。シャンプーの頻度を普段より上げるのもいいと思います。トリミングしてくれる病院やサロンに通ってもいいですし、ご自宅でしていただくのでも構いません。洗って皮膚の状況をよくすると、症状を抑えられると思います」

また、飼い主さんが花粉を家の中へ持ち込まないようにすることも大切です。帰宅の際は家に入る前にコートやアウターを手ではたく、家の中はこまめに掃除する、空気清浄機を使うといった対策を徹底すれば、アレルギー体質の愛犬、愛猫につらい思いをさせずに済みそうです。

教えてくれたのは:獣医師・山本昌彦さん

獣医師・山本昌彦さん
写真6枚

獣医師。アニコム先進医療研究所(本社・東京都新宿区)病院運営部長。東京農工大学獣医学科卒業(獣医内科学研究室)。動物病院、アクサ損害保険勤務を経て、現職へ従事。https://www.anicom-sompo.co.jp/

取材・文/赤坂麻実

●犬や猫の花粉症|柴犬やシーザーはリスク高い?散歩やシャンプーなどの対策法

●犬や猫の新型コロナ事情|ペットも感染する?自分が感染した際、預ける時の注意点

関連キーワード