家事・ライフ

買い忘れや重複買い防止に! 冷蔵庫内の食材の残量をスマホに通知する便利グッズ【スマート家電レビュー】

スーパーで買い物をしているとき、冷蔵庫の中身を思い出そうとしたことはありませんか? 卵の残りはいくつだったか、牛乳の消費期限はいつだったか…。食材の在庫状況を把握できず、うっかり重複して買ったり、あるいは買い忘れてしまったりして、帰宅後に冷蔵庫を開けて後悔した――なんて経験、多くの人にあるのでは。

そんな「うっかり」をフォローしてくれるお役立ち製品を、家電ライターの田中真紀子さんに教えてもらいました。パナソニックの『ストックマネージャー』機能と連携して使える『重量検知プレート』です。

パナソニックの重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートNY-PZE1B1本体

スーパーで買い物する前にアプリで残量を確認

『ストックマネージャー』とは、『重量検知プレート』に置いた食材をアプリで管理できるIoT機能(IoTは、Internet of Thingsの略で、さまざまなモノがインターネットに接続され、互いに情報交換をするモノのネットワークのこと)。冷蔵庫内の『重量検知プレート』に卵やヨーグルトなどの食材を載せると、その重さから残量を検知して、手持ちのスマートフォンでストック状況を確認できます。手順は、次の通り。

パナソニック『重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートの卵ケースに卵をのせた状態

「『重量検知プレート』の上に食材を乗せ、食材名や重量などをパナソニックのスマートフォンアプリ『キッチンポケット』(無料)に登録します。そうすると、残量の変動が自動で更新され、そのアプリを見れば、あるいはお知らせ設定をしておけば、外出先から残量を確認できるのです。卵ケース付きなら、卵の残量が管理できます」(田中さん・以下同)

なお、『ストックマネージャー』はパナソニックの新モデルの冷蔵庫(IoT対応冷蔵庫WPXタイプ)に搭載された機能ですが、『重量検知プレート』自体は別売りもされているので、どのメーカーの冷蔵庫でも使えます。

◆スマホを持つ家族全員が食品の在庫管理を共有できる

牛乳やヨーグルト、納豆、ビール、卵のように、切らしたくない食材や消費期限の短い食材の管理に役立つ、本機能。『重量検知プレート』のサイズは幅12cm×奥行23cmで、1枚のプレートで計測できる重量は、約40gから約5kgまで。

パナソニックの重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートNY-PZE1B1に缶ビールを6個載せた状態

例えばヨーグルトなら400gが3箱、ビールは350ml缶が6本、納豆は3パック1セットが2つ以上、卵は12個を並べて乗せることができます。もちろん、野菜室に入れて5kgの米を乗せることも。

また、このプレートは複数のスマホと連携できるため、スマホを持つ家族がそれぞれアプリをダウンロードしておけば、買い物に出かけた人が、家にいる人に連絡して冷蔵庫の在庫確認をしてもらう手間も省けます。

では、実際田中さんが使ってみた感想などを、5つの視点から聞いてみましょう。

【使用感】重複買い&買い忘れのミスがなくなりストレス減

初めて使う人でも、初期設定さえ済ませれば、簡単に使えるとのこと。

「事前準備としては、まず『重量検知プレート』に単3形電池4本(別売)を入れて稼働させます。それとは別に、手持ちのスマホに専用アプリ『キッチンポケット』をダウンロードして、本製品を登録。これで本体との接続は完了。以降は、食品ごとにアプリで管理できるのでラクになります」

食材ごとの管理方法は、次の通り。

パナソニックの重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートNY-PZE1B1にブルガリアヨーグルト3つを載せた状態

「まず食材をプレートに乗せて計量し、個数で管理するか、割合(%)で管理するかを決めます。わが家の場合、毎日欠かさず食べているのはヨーグルト。そこで1回食べきりサイズのヨーグルトを10個乗せ、食品名と重量を『10個』と登録します。そうすると、1個分の重量が減るごとに、『9個』『8個』とアプリでも確認できます。

こうしておくと、ヨーグルトをいつの間にか家族が食べていても、どのくらい減っているかが外出先でもわかるように。おかげで家族が重複して買ってしまうミスがなくなりました。これだけで、ストレスが大きく減りましたね」

さらにアプリでは、食材名、購入日と利用期限目安、数量、保管場所(冷蔵庫・収納庫・防災)、使い忘れ通知(通知なし・日にち指定)なども登録できるため、田中さんは、パッケージにある賞味期限を参考に、期限が切れる2日前に通知してもらう設定に。

「その結果、期限切れの前にヨーグルトを買い忘れるミスもなくなりました。重複買いと、買い忘れ、ダブルでミスを防げるわけです」

残量更新のタイミングは「1時間に1回」、または「1日1回」から選べます。それ以外の時間はスリープ状態になっていて確認できませんが、1時間に1回も更新できれば十分だそうです。

【手軽さ】基本的にお手入れは不要

「最初のWi-Fi接続や登録さえ終われば、さほど面倒はなく、食材の管理がお任せできる点では手軽です。ただし、食品ごとに設定が必要な『利用期限目安』や『使い忘れ通知』は、いずれ使わなくなりそうな気もします」と、田中さん。

お手入れのしやすさはどうでしょうか?

パナソニック『重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートと専用の卵ケース

「水洗いできないので、水拭きしたあと、乾拭きしてお手入れします。とはいえ、基本的にはパッケージされた食品を管理するので、汚れる機会はほとんどなさそうです」

【時短】家族に買い物を頼む手間、買い物メモを作る手間が省ける

アプリで食品の管理ができるため、そこにかけていた手間暇が省けるのは大きなメリット。

パナソニックの重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートNY-PZE1B1に納豆3個パックを2セットのせた状態

「特に切らせたくない食材をIoTで管理することで、買い忘れを防いだり、家族みんなでアプリを使って管理すれば、気づいた人が購入することもできます。家族に、『これを買って』『今冷蔵庫にどれくらい残っている?』とわざわざ頼んだり聞いたりする手間、買い物メモを作る手間が省ける点では、時短になります」

【コスパ】やや高めだが長い目で見ればお得?

『重量検知プレート』の価格は約5千円(税込)。卵ケース付きだと約6千円(税込)です。

「決して安くはありませんが、食品ロスを減らしたり、安いときに計画的に購入するサポートになると思います。私自身、計画的に買っておくのが苦手なので、毎日食べたいものを切らしてしまい、近所のコンビニで購入することがあります。スーパーで買えば大幅に安くなるモノをコンビニで買うと、損した気分に。

また消費期限が長めのものは、『まだ大丈夫』と思っているうちに期限を切らしてしまうこともあります。私のような人には、価値のある製品になります。ただし、管理したい食材は1種類だけではないので、あれにもこれにも使いたいから…と複数購入することになってしまいそうです(笑い)」

パナソニックの重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートNY-PZE1B1にタッパーに入れたお米を載せた状態

安い時に計画的に買えたり、食品ロスを防げる点で、長期的に見てコスパはいいといえるでしょう。特に、食品ロスに抵抗が大きい人にはおすすめです。

なお、単3形アルカリ乾電池4本の消費期間は、1時間に1回計測する通常モードでは約半年、1日1回更新の省エネモードでは約1年が目安です。

【意外性】どの冷蔵庫でも使えて活用方法もいろいろ

冷蔵庫を開けなくても食品の残量が分かる。それ自体画期的ですが、田中さんに言わせると他にも意外性が。

パナソニックの重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレートNY-PZE1B1に卵を10個セットしたものを入れた冷蔵庫

「前述の通り、『ストックマネージャー』はパナソニックの冷蔵庫の新モデルに搭載された機能。それが他メーカーの冷蔵庫にも対応していて、『重量検知プレート』単体でも購入して使えるのはおもしろい。食品ロスはもちろんのこと、防災の観点から、ローリングストック(日常生活で消費しながら備蓄すること)に活用できるのもいいですね。特にお米は一定量のストックがあるといいと言われているので、役に立ちそうです」

日常の食材管理から、防災のローリングストックまで幅広く活用できる重量検知プレート。特に、重複買いや買い忘れでストレスを抱えていた人には検討の価値あり、でしょう。

【DATA】

パナソニック『重量検知プレート NY-PZE1/重量検知プレート(卵ケース付き)NY-PZE1B1』
販売価格:『重量検知プレート NY-PZE1』は約5千円(税込)、『重量検知プレート(卵ケース付き)NY-PZE1B1』は約6千円(税込)
https://ec-club.panasonic.jp/ITEM/NY-PZE1_1__
販売場所:家電量販店、楽天市場やAmazonなどのECサイト、パナソニック公式通販サイトほか

教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん

田中真紀子

白物家電・美容家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。
https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/

取材・文/桜田容子

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