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年末年始もまだ間に合う!旅行ジャーナリストが厳選した「海を感じる極上の休日プラン」を紹介

横浜みなとみらい21
景観が素晴らしい横浜みなとみらい21
写真26枚

2022年を有意義な1年にするためにも、旅で気分をあげたいもの。そこで、旅行ジャーナリストの村田和子さんが、来年に向けて「気分をあげる旅」として、横浜と神戸という東西の港町を舞台に「海を感じる極上の休日プラン」を紹介。年末年始、まだ間に合うものもありますよ!

神戸みなと温泉 蓮 客室バルコニーからの夜景
神戸みなと温泉 蓮 客室バルコニーからの夜景
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館内まるごと船のよう!ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

まずは、東・横浜のプランから。横浜みなとみらい21のベイフロントには、最近も多くのホテルがオープンをしています。そんな中、ヨットの帆を模した独特のフォルムが目を惹くのが老舗の「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
横浜みなとみらい21のランドマーク的な存在
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館内に一歩足を踏み入れると、吹き抜けのアトリウムや調度品など、船をほうふつとさせるデザイン。客室やレストランの大きくとられた窓には海と空のブルーが広がります。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
(左)ホテル建物最上部の帆先の部分には、船にならい翼をもった女神像が(右)ホテルのアトリウムにも原型像が設置されている
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ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
クラシックな調度品。窓際にはベンチも配されている
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ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル客室からの眺め
客室からの眺め。海と空の景色は、日の出から夜景まで見飽きることがない
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客室から行き交う船、刻一刻と変わる景色を見ていると時間が経つのを忘れそう。その解放感たるや、海の上のクルーズ船のようです。

ホテル専用船「ル・グラン・ブルー」で横浜を巡る

実はホテルでは、専用のクルーズ船「ル・グラン・ブルー」を所有し、30分ほどのミニクルーズを実施。外来でも気軽に利用できる、知る人ぞ知るアクティビティとなっています(気になるお値段は後述)

「ル・グラン・ブルー」
ホテル横にある「ぷかりさん橋」にて、制服姿のクルーに迎えられ優雅に乗船
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運河を巡るコースや、私が乗船した際には湾内の海上保安庁の基地や、大さん橋などを巡るコースを運航。大型客船が停泊しているときには、間近で見上げる体験もでき、迫力があるといいます。

「ル・グラン・ブルー」
船内は冷暖房完備なので快適
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「ル・グラン・ブルー」からの景色
屋外の席では潮風を体感できて爽快!
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そして、船内の解説アナウンスが、とにかく素晴らしい。横浜や港の歴史、船のことなど、横浜に住み船には多少詳しいと自負する私も知らないトリビアが満載。老若男女楽しめます。

「ル・グラン・ブルー」
昼と夜に運航があり、各々30分の船旅が楽しめる
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プチクルーズとしてはシーバスなどもありますが、「ル・グラン・ブルー」は、なんといっても優雅でゴージャスなクルーザー。乗船するだけで極上な気分になり、海から見る横浜の美しさに感動すること間違いなし。

「ル・グラン・ブルー」から撮影
クルーザー屋外から撮影。屋根に景色が映り幻想的
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それでいてお値段は……なんと1200円(ホテル宿泊者やレストラン利用者は500円割引)とのこと。近くを訪れたら利用しない手はありません。確実に乗船するならあらかじめ予約がおすすめです。

「ル・グラン・ブルー」
お正月には、特別クルーズ(一般2000円・ホテル利用者1000円)を運航。まだお席に若干余裕はあるとのこと
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ホテルに宿泊するなら、新しくなったクラブラウンジへ

また、クラブフロアに宿泊すると利用できる「クラブラウンジ」も、今秋リニューアルした注目スポット。

レストランを改装した広々としたラウンジは、日中は海と太陽の煌めきを、夜はみなとみらい地区の夜景を堪能できる絶好のロケーション。本格的な厨房があるため、時間ごとに提供される食のレベルも高く、ラインナップが豊富です(※軽食などの利用も無料)。

クラブラウンジ
早めにチェックインをしてアフタヌーンティーも楽しみたい
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クラブラウンジ
カクテルタイムには、ワインやクラフトビールなどのアルコールに、ピザやピンチョスも
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翌朝には朝食も提供されます。

ブリオッシュのフレンチトースト
朝食で人気のブリオッシュのフレンチトースト。出来立てがテーブルサーブされます
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チェックインやアウトもラウンジでOK。インターコンチネンタル ホテルはクラブラウンジが充実しているので、ちょっと奮発してフクラブロアへの滞在がおすすめ。ホテルでの楽しみも膨らみます。

https://www.icyokohama-grand.com

みなと町神戸の絶景と天然温泉を堪能。神戸みなと温泉 蓮

一方、西・神戸でおすすめしたいのが、神戸三宮駅から送迎バスで5分、三方を海に囲まれた新港エリアに佇むのが、神戸みなと温泉 蓮。

神戸みなと温泉 蓮
海に浮かぶ船のような外観が目を惹く
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日帰り利用も可能な館内は、炭酸風呂や露天風呂など本格的な天然温泉が楽しめるほか、お洒落なラウンジや食事も人気です。

神戸みなと温泉 蓮
リラクゼーションラウンジ「空と海」
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そして、なんといっても館内から、海と神戸の街の景色を満喫できるのが魅力。

神戸みなと温泉 蓮からの夜景
日中はもちろん夜景も素晴らしくロマンチック
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特にラウンジからは、神戸ハーバーランドやメリケンパークなど「これぞ神戸」という絶景を望めます。

また、健康増進施設としても力をいれていて、ヨガやマッサージなどさまざまなメニューもあり、心だけではなく体もパワーチャージできます。

神戸みなと温泉 蓮ヨガ
SUPヨガなどの健康増進メニューも充実
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客室は50平米以上。テラスで海を見ながら深呼吸

客室は和モダンの洗練されたデザインで、スタンダードな客室でも50平米以上とひろびろ。

神戸みなと温泉 蓮客室
和モダンの客室。アメニティもセンスがいい
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しかもうれしいことに全室テラス付き。プライベートな空間なのでマスクを外し、誰にも気兼ねなく、絶景を楽しみ、潮風を感じ寛げます。

神戸みなと温泉 蓮客室からの景色
客室のテラスにはいすが設置されている(西側客室からの眺め)。マスクを外せるのがうれしい
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宿泊したからこそ堪能できる温泉や食事も魅力

最上階には、宿泊者専用の温泉があり、こちらからは海に浮かぶ神戸空港を臨み、離発着する飛行機や、行き交う船を見ながら極上の入浴タイムを堪能。

神戸みなと温泉 蓮の温泉
最上階にある海を一望する宿泊者専用の温泉
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また、夕食は宿泊者専用のレストランで「ライブ割烹ビュッフェ」がいただけます。目の前で出来立てを好きなだけ。料理長自慢の出汁をベースにした料理、季節の海の幸など、思わず笑みがこぼれる料理が満載です。

神戸みなと温泉 蓮ビュッフェ
レストランで「ライブ割烹ビュッフェ」
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神戸みなと温泉 蓮
お寿司やステーキなど、目の前で調理
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神戸みなと温泉 蓮
朝食も和食が充実。海を臨む席でいただける
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館内は温泉旅館の風情と、ホテルの洗練されたサービスが融合し、両方のいいところを備えた宿。大切な人との語らいの場、記念日利用にもおすすめです。

https://ren-onsen.jp/

いずれの施設も年越しは満室ですが、その他の日程は空室もまだあります(12月20日現在)。日帰りで利用できる施設やプランもあるので、検討してみてはいかが? 来年こそは、コロナが落ち着き、日常が戻りますように。

◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

村田和子さん
旅行ジャーナリスト・村田和子さん
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旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年よりNHKラジオ『Nらじ』月一レギュラー。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)

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