家事・ライフ

元専業主婦のドムドム社長・藤崎忍さん、家事、介護などを両立してきた経験から語る「別のページを開く」という考え 

将来チャレンジしたいのは働く50代60代女性のサポートなど

藤崎さんが将来チャレンジしたいこと、そのキーワードは「循環する社会」「支え合う社会」だといいます。

藤崎忍
働く50代60代女性のサポートをしたいという
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「私自身は働きながら、女性であることで不利益を感じたことは一度もないのですが、苦しい思いをされている方も多いと聞くので、そういう人を少しでも支えられたらいいなと思います。女性は男性以上に生き方が多様だと思うので、その違いを利用して、余っているものを足りないところへ届けるというか。例えば子供服なんかを循環させるとみんながうれしい仕組みができそうですよね。

50代、60代の女性でまだまだ元気に働き続けたいという人をサポートすることにも興味があります。どうせ高齢化社会なら、世代間で『いまどきの若い者は』とか『老害が』とか言って憎しみ合うのではなく、バリバリに働きたい若い人たちの家のことを年配者が代行したり、さらにご高齢のかたの生活サポートを今度は若い人がしたり、支え合える社会になると素敵ですよね。そんな社会を実現するお手伝いがしたいなと思っています」

◆ドムドムフードサービス代表取締役・藤崎忍さん

藤崎忍
ドムドムフードサービス代表取締役・藤崎忍さん
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ふじさき・しのぶ。1966年生まれ。2017年11月、株式会社レンブラントインベストメントに入社し、株式会社ドムドムフードサービスに出向。翌年8月にドムドムフードサービス代表取締役に就任し、これまで培ってきた関係力をフルに発揮し、業績を順調に回復させる。ドムドムは1990年代、全国400店舗まで拡大したが、2017年にレンブラントホールディングスに事業譲渡され、現在はドムドムハンバーガー27店舗、新業態ツリーアンドツリーズ1店舗。著書に『ドムドムの逆襲 39歳まで主婦だった私の「思いやり」経営戦略』(ダイヤモンド社)、『藤崎流 関係力: 成功に導く対人の心得』(repicbook)がある。@dom_fujisaki

※藤崎の崎は「たつさき」が正式表記

●インタビュー1回目:専業主婦からドムドム社長になった藤崎忍さん「主婦のマルチタスク実行力は仕事にも生きる」

●インタビュー2回目:ドムドムを復活させた“元専業主婦”の社長・藤崎忍さん、「社長、1つも売れません!」を歓迎するワケ

撮影/小山志麻 取材・文/赤坂麻実

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