家事・ライフ

時短調理にも活躍!「1台7役」など進化した「ミキサー」、専門家おすすめの3選

レコルト『カプセルカッター ボンヌ』 で作ったアイスクリーム
手間のかかる料理も時短できるフードプロセッサー(写真はレコルト『カプセルカッター ボンヌ』)
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今は調理後の食器洗いだけでなく、調理中の手間や時間も省ける便利グッズが増えています。その中でも、家電ライターの田中真紀子さんがおすすめするのが、食材の下ごしらえやスープづくりなどに役立つミキサーです。ただ、ミキサーと一口に言ってもさまざまな種類があります。どのようなミキサーがどういう用途に向いているのか、改めて教えてもらいました。

フードプロセッサー、ミキサー、ジューサー、ハンドブレンダー、用途はどう違う?

「ミキサーとは、ボトル内に入れた野菜・果物などの食材を、『ブレード』と呼ばれる刃を回転させてかくはん、みじん切り、すり潰しをしてどろどろの液状にする調理家電です。面倒なみじん切りをはじめ、料理の下ごしらえに取り入れるとメニューのバリエーションが広がります。さらにスムージーやジュースも簡単に作れるため、1台持っているととても便利なのです」(田中さん・以下同)

買うときは、幅広い種類の中から、目的に合わせたミキサーを選ぶ必要があると、田中さん。

「ミキサーの種類は、ざっくりとフードプロセッサー、ミキサー、ジューサー、ハンドブレンダーに分けて考えるといいでしょう」

調理の下ごしらえを短縮できるフードプロセッサー

まずはフードプロセッサーについて。

レコルト『カプセルカッター ボンヌ』
こねたり、混ぜ合わせたりすることもでき、手間のかかる肉団子や餃子の下ごしらえも時短できる。レコルト『カプセルカッター ボンヌ』はコンパクトで洗いやすいのもポイント
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「たとえば野菜をみじん切りにしたり、肉をミンチにしたいときに使うのが、フードプロセッサー。こねたり、混ぜ合わせたりすることもできるため、手間のかかるつみれや鶏団子、餃子の下ごしらえもあっという間に完了します。ただし液体状にはできず、水などの液体を入れる想定にはなっていないため、スープやジュース、スムージーは作れません。また氷のように硬い食材にも不向きです」

スープやスムージー作りにはミキサーが大活躍

液体状にしたいならミキサーがおすすめだといいます。

「ミキサーは食材と水を入れて使うもので、スープやスムージー作りに活躍します。氷などの硬いものにも使えますし、中にはヒーターを搭載し、鍋を使わずスープが作れるものや、オートプログラムを備えたものも。もちろんジュースも作れますが、果物や野菜の繊維が残るため、少しドロッとした仕上がりになります。この食感が苦手な人は、ジューサーを使うといいでしょう」

ジュースだけでなく搾りかすも出してくれるジューサー

ジューサーはその名の通り、ジュースを作るための調理家電。

ラドンナ『Toffy ミニスロージューサー』 を上から見た様子
空気に触れにくく、食材の酸化も抑えられるのがジューサー。ラドンナ『Toffy ミニスロージューサー』はスリムかつコンパクトで置き場所にも困らないと好評
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「ブレードを回転させるミキサーとは異なり、食材をすり潰して液体を絞り出し、繊維は別の場所から排出します。そのため仕上がりはサラッと飲みやすく、スムージーの口当たりが苦手な人におすすめ。またかくはんしないため空気に触れにくく、食材の酸化も抑えられます。ちなみに別の排出口から出される搾りかすは、捨てるにはもったいない食物繊維のかたまり。料理に混ぜて使うことなどが提案されています」

ペーストやスープ作りに役立ち、洗い物も増やさないハンドブレンダー

そして、ミキサーにプラスアルファの機能を加えたのが、ハンドブレンダー。

「ハンドブレンダーは、スティックタイプのミキサーです。通常のミキサーは、専用ボトル内にブレードを設置し、その中でかくはんしますが、ハンドミキサーは鍋や深めのボウルなどに食材を入れた状態で使えるのが手軽です。煮込んで柔らかくなった食材を、その鍋の中でペーストにしたり、スープにすることができます。

洗うのは先端部分だけなので、洗い物が少ないのも魅力。中には専用ボトルが付属しているものや、アタッチメントが豊富なものもあるので、必要に合わせて選ぶといいでしょう」

では、それぞれの田中さんのおすすめ商品を見てみましょう。