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古村比呂が語る離婚とがん闘病 「子供のために生きたい」とは言わない思い

古村比呂さん
がんが再発する度、前向きな気持ちにしてくれたのも息子たち
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兄弟は対等。そして親子でも対等というのが古村流の生き方だ。ヒロインを演じたドラマ『チョッちゃん』(NHK)でも、共感する言葉があった。

「私は黒柳徹子さんの母親・黒柳朝さんがモデルの役を演じたのですが、朝さんが“私は子供に育てられたのよ”とおっしゃっていた。親が子供に教えることも、親が子供に学ぶこともある。お互い“初親”“初子”で日々過ごすのだから、対等です」

「私が息子たちの一番の応援団長」

古村さんは現在、次男、三男と同居中。長男も近くに住んでいて、家族仲は良好だ。

古村比呂
息子たちには「いつもありがとう」
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「次男は一時的に戻ってきているだけです。長男は離れて暮らすようになったら、マメに連絡をくれるようになりました。私はYouTubeで配信をしているのですが、次男がディレクション、編集を担当してくれています。三男はまだ一度も家から出ていないので、そばで愚痴を聞いてくれたり、料理を作ったりしてくれます」

息子たちの言葉に、行動に、何度も救われた。「いつもありがとう」と感謝を語る。

「10年前にがんになったとき、息子たちはまだ学生でした。我慢させてしまったことも、たくさんあったでしょう。これからも、どんなときでも、私が息子たちの一番の応援団長です。息子たちは女優である私をあまり知らないので、これからは芝居をする私も見せていきたいですね」

◆女優・古村比呂さん

古村比呂さん
女優・古村比呂さん
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1965年11月24日生まれ。北海道出身。1985年、クラリオンガール準グランプリ、東映映画『童貞物語』にて映画デビュー。1987年、NHK朝の連続テレビ小説『チョッちゃん』のヒロインを務める。2012年に子宮頸がんが発覚し、子宮を全摘出。2017年、がんが再発して抗がん剤治療を行うが、半年後に再々発。2019年2月より、経過良好のため抗がん剤治療を中断中。今年3月、『手放す瞬間 子宮頸がん、リンパ浮腫と共に歩んだ私の10年』(KADOKAWA)を出版。5月より公開中の映画『パティシエさんとお嬢さん』に出演。https://ameblo.jp/komurahiro/

撮影/浅野剛 取材・文/小山内麗香

 

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