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勝間和代さん、50代女性に“やめ主婦”のすすめ「家族分の家事をやめてもっと自分の時間に」 

世の中、やらなくていいことをやりすぎている

公私ともにものすごい数のタスクを、日々軽々とこなしているように見える勝間さんは、どんな工夫で効率よく回しているのだろう。

勝間和代
使えるテクノロジーはすべて使っているという
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「とにかく使えるテクノロジーはすべて使っているというイメージです。毎日、有料(3000文字前後)、無料(500文字前後)のメールマガジンを書いているのですが、その原稿を書くのも音声入力でやったほうが断然早いですし、 YouTubeも編集作業をしないので、さほど時間がかかりません。

よく『オーバースペック』という表現をするのですが、世の中、安心したいがために、なんでもオーバースペックに作り込むんですよ。でもそうやって作り込んでも、ユーザーの利益にはつながりません。ユーザーの利益にならないところにものすごい労力が使われて、気がついたらみんなが過剰労働になっているのです。

私自身は経営コンサルタントだったので、20代の頃からいろんな仕事を見ているのですが、世の中の仕事の3割くらいが顧客のための仕事で、7割ぐらいが従業員や会社のために存在する仕事だと思っています。だからその7割のほうの仕事を減らしていけば、誰でも仕事の時間が1/3になるはずです。家事もそうなのですが、世の中みんな、やらなくていいことをやりすぎているんですよ」

毎日、8時間睡眠を続けている

勝間さんのYouTubeなどを見る限り、いつも元気いっぱいで笑顔にあふれていて、この年代特有の不定愁訴とは縁がなさそうなのは、毎日1万歩を歩いたり、ゴルフなどの運動を積極的に取り入れているからだろうか。

睡眠
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「健康面で苦労していることはあまりないんです。本を読むと、運動しないとどんな悲惨な人生が待っているかという話が山のように出てくるので、運動していれば大丈夫かなと思っています。この3~4年で寝込んだのは、コロナワクチンの接種後だけです。あのときは1日中寝ていました。

でもその日以外はほとんど動いています。8時間睡眠をするようになってから、もう3年ぐらい経っているでしょうか。睡眠に関する本は4~5冊読んでいるのですが、病気予防の観点からは、7~8時間寝るのがいいという研究結果がとても多いですね。

今気になっているのは、閉経後にどのくらい筋力や体力が衰えるかということ。これについてはまったく予想もつかないので、そこをもうちょっと勉強しようかなと思っているところです」

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