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種には毒?びわを長持ちさせる保存の仕方や美容に役立つ栄養素について解説

木になっているびわ
初夏しか食べられないフルーツのびわ(Ph/photoAC)
写真7枚

初夏の時期に旬を迎えるびわ。やさしい甘みとほのかな酸味がおいしい果物ですが、出回る時期が短いので、見かけときにはぜひ味わってほしいフルーツの1つです。では、買うときにはどんなものを選べばいいのか、さらに栄養価などについて、野菜ソムリエプロの福島玲子さんに教えてもらいました。

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フレッシュなびわの見極めポイント&保存のコツ

新鮮なびわを見極めるポイントは産毛です。びわの表面の産毛がしっかり生えているものは鮮度がよく、産毛がないものは完熟し過ぎです。

皿に乗ったびわ
新鮮なびわには産毛が生えている(Ph/photoAC)
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色は濃いほうがよく、左右対称の形をしているものは、バランスよく栄養が行き渡り、順調に成長した証拠といえます。また、ヘタが折れ曲がったりせずにしっかりとしていること、表面に傷や茶色くなった部分がないことをチェックしましょう。

買ったあとの保存は、冷暗所で乾燥を避けるのがコツ

びわはデリケートなフルーツで、さわったりキズをつけたりするとすぐに傷んでしまうので、できるだけ早めに食べましょう。手に入れた当日に食べられないときは、乾燥を避けるために新聞紙に包んで、風通しのいい冷暗所に置くといいですよ。高温多湿に弱いので、注意してくださいね。

びわのコンポート
長期保存に向かないびわは加工もおすすめ(Ph/photoAC)
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保存の目安は2~3日程度ですが、どうしても2~3日以内に食べられないというときは、コンポートやシロップ煮に加工するのがおすすめです。

褐変に注意&皮を剥くときは下部から

びわは褐変(かっぺん)するフルーツです。皮をむいたあと、そのまま放置すると、黒ずんで茶色がかった色に変化してしまいます。りんごと同じように、塩水やレモン水に浸すといくらか色止めができますが、皮をむくのはできるだけ食べる直前にしましょう。

皮をむいたびわ
びわの皮をむくときはお尻から(Ph/photoAC)
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また、皮をむくときはお尻側からはがすときれいにむけますよ。

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