スキンケア

自粛で素肌生活していた人ほど肌が老化?「コロナ老け」対策で朝、カーテンを開ける前にやるべきこと

日焼け止めの塗り方のコツ、スキンケアとの両立は?

保湿剤に関しては肌の新陳代謝を促すために「規定量の半分」がベストと推奨する石井さんですが、日焼け止めについてはどうでしょうか。

「各製品の規定量通りに塗ることが必須です。よく、白浮きを気にして薄く伸ばしてしまう方がいますが、規定量に達していないと、紫外線の攻撃をあっさり許してしまいます。

ならば規定の倍量を塗ればいいのかと言えば、そうではなく、規定量をまんべんなく丁寧に塗ることが大事です。たくさん塗ったとしても、ムラになっていると薄いところから紫外線が容赦なく侵入し、肌の中で乱反射してメラノサイト(肌にあるメラニンを産生する細胞)を刺激。かえってシミの原因を作ってしまうからです」

日焼け止めは「規定量をまんべんなく」使うこと(Ph/イメージマート)
写真5枚

必ず塗り直しを

日焼け止め製品の注意書きには、「2、3時間ごとにこまめに塗り直しましょう」などと記載されています。強力な日焼け止めを塗っていても、塗り直す必要はあるのでしょうか。

「塗った日焼け止めは、汗や皮脂、衣類によるこすれで落ちることは避けられません。塗り直しは必須です。洗顔からやり直す必要はなく、ティッシュなどで汗と油をそっと押さえて、その上からもう一度塗り、パウダーを重ねればOKです。

日焼け止めクリームを使う際は、スキンケアのクリームは省くか、保湿をジェルのみにしてみましょう。あるいは、日焼け止めをジェルかミルクタイプにして、保湿ランクをひとつ落としてみてください。肌に余計な疲れがたまって老化が進むこともないし、マスクニキビ防止にもなります」