ペット・動物

犬の耳がにおったら要注意!外耳炎の可能性も 予防のための耳そうじのやり方

耳そうじを嫌がる犬には段階を踏んで

そもそも耳そうじを嫌がる犬も多いはず。まずは飼い主さんが抱っこしたり背中などを撫でたりしながら耳に触ることから始めると、うまくいきやすいようです。

「耳に触ることが当たり前になったら、次は耳の外側を軽く拭いて犬用ウェットティッシュに慣れてもらいましょう。耳を拭かれる感覚に慣れてきたら、いよいよ耳そうじを。このように段階を踏むと犬も受け入れやすいはずです。耳そうじの直後におやつをあげたりして、うれしいこととセットにするのも犬には効果的ですよ」

猫も耳そうじは必要?

ちなみに、猫は立ち耳の種類がほとんどですが、耳そうじの必要があるのでしょうか。

「猫も犬より確率はずっと低いですが、耳ダニが寄生したり外耳炎になったりすることがあります。耳そうじは、できるならしてあげたほうがいいですね。ただ、猫は犬のようにはなかなか耳そうじをさせてくれないと思いますし、そっと拭く程度で大丈夫です」

◆教えてくれたのは:獣医師・山本昌彦さん

獣医師・山本昌彦さん
獣医師・山本昌彦さん
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獣医師。アニコム先進医療研究所(本社・東京都新宿区)病院運営部長。東京農工大学獣医学科卒業(獣医内科学研究室)。動物病院、アクサ損害保険勤務を経て、現職へ従事。https://www.anicom-sompo.co.jp/

取材・文/赤坂麻実

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