上野動物園では絶滅の危機にある野生パンダ保護の一環として、ジャイアントパンダの繁殖を行っています。そこで2021年6月に生まれた双子パンダのシャオシャオ（オス）とレイレイ（メス）をはじめとする、ジャイアントパンダたちがどんな暮らしをしているのか、近況を紹介します。
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双子パンダは夏バテ知らず
冷房の効いた室内でシンシンとともに過ごしているシャオシャオとレイレイ。シンシンにじゃれついたり、授乳されたりしながら過ごしているようです。授乳は1日2～3回程で、あわせて人工乳も与えているといいます。
順調に体重増加中！
8月8日の測定で32.75kgだったシャオシャオは、8月22日の測定では34.15kgに、31.95kgだったレイレイは33.15kgになりました。2頭とも夏の暑さにも負けず、すくすくと育っています。
りんごを食べるスピードがアップ
7月27日ごろに、竹を食べ始めたことが確認されたレイレイ。フンにはタケの葉だけでなく枝や茎の一部が混じることもあるといいます。シャオシャオも竹をよくかじっているものの、フンの中には竹片は混ざっていないそうで、まだ採食は確認されていません。
また、固形物を食べることに慣れるために与えられている10gほどのりんご片は、2頭とも時間をかけずに食べられるようになってきています。
2頭のジャイアントパンダの近況
双子パンダと母パンダ・シンシンのほかに、上野動物園には2頭のパンダがいます。
リーリーは夏バテ克服？
双子パンダのパパで食いしん坊のリーリーは、夏の暑さのせいか7月25日の測定では130kg台まで体重が減ってしまっていましたが、8月15日の測定では140.1kgと徐々に体重が戻ってきました。
冷房の効いた室内で、竹・笹類を中心に、パンダ団子、にんじん、りんごなどを食べているそうです。
シャンシャンの展示が再開
西園「パンダのもり」から東園パンダ舎内へ戻ってきたシャンシャンの展示も8月2日から再開され、元気な様子を観客に見せています。8月15日の測定で94.8kgと、かつて100kg超えだった体重からは若干減少していますが、健康状態や展示再開後の生活に問題はないそうです。