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愛犬とのドライブ、慣れてない犬を連れて行くなら事前にやるべき3ステップのトレーニングを獣医師が解説

熱中症対策のためにも換気は大事

犬が飛び出さない状況を作れたら、その上で窓を開けて換気をするのは大事なことなのだそうです。熱中症対策や車内独特のニオイの軽減に効果が見込めます。

「車の中、特にキャリーやケージという狭い空間内は温度が上がりやすいので、熱中症を警戒する必要があります。エアコンの風が入りやすい場所にキャリーを置いたり、日よけを使ったりして工夫すると共に、こまめな水分補給、換気、休憩に努めましょう」

なお、キャリーなどを車内に積むときにも注意すべきことがあるそうです。

「キャリーはしっかり固定してください。ガタガタ揺れると、犬のストレスが増えますし、車酔いしやすくなります」

猫も条件によってはドライブもOK!

ところで、「猫の場合は旅行に連れ出さないほうがいい、環境が変わるのはかえってかわいそう」といった説もあります。

猫
猫も条件によってはドライブもOK(Ph/イメージマート)
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犬より迷子のリスクあり

この点に関して山本さんは「どうですかね。犬も猫も個体差があります。トレーニングしてみて大丈夫だったら猫も連れて行ってあげたほうがうれしいかもしれないし、飼い主さんは楽しいでしょうね」と。

「ただし、犬より猫のほうが迷子になるリスクが高いのは確かです。キャリーの中や車内で落ち着いていられる、必要な場面ではリードを付けられる、この2点ぐらいが一緒にドライブできる条件になるでしょうか。なお、猫は狭い場所に簡単に入ってしまうので、車内ではフリーにさせないようにしてください。フリーになっていると、シートの下に潜り込んだり、窓が少しでも空いていると出ていってしまう可能性があります」

正しく準備や対策をして、愛犬や愛猫とのドライブを楽しめるといいですね!

◆教えてくれたのは:獣医師・山本昌彦さん

獣医師・山本昌彦さん
獣医師・山本昌彦さん
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