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1年で40kg減のダイエットアドバイザーがたどり着いた「きのこ」 そのメリットと簡単スープレシピ

身近な食材だけで作り置き、3ステップ「きのこのスープの素」で簡単朝の習慣化!

楽に続けられて効果的な方法を考えていたMartyさんが前出の田村つぼみさんと出会い、開発したのが「きのこのスープ」。3ステップで簡単に、しかも冷凍保存で日持ちするので、まとめて作り置きできるのがメリットです。

「きのこのスープの素」レシピ

「きのこのスープ」の素は、食材を加熱し、混ぜて、小分けにするだけの簡単レシピです。凍ったままのスープの素に、熱湯(スープの素1個あたり100ml)をかけるだけで食べることができるので、これなら毎日でも続けられるはず。製氷皿は1個のスペースが大きめのものがおすすめです。

スープの素1個あたり、エネルギー22kcal、炭水化物4.6g、食物繊維約1.3g、脂質0.2g、たんぱく質1.9g、塩分1.1g。(※きのこの種類によって多少異なります。)

《材料》(7杯分)

なめこ…100g しょうが…10g 塩麹…大さじ2 長ねぎ…50g かつお粉…大さじ2 のり…1枚 しょうゆ…大さじ1 ほかのきのこ…100g
※なめこはさっと洗って、ほかのきのこは汚れをペーパーで拭きとっておく

《作り方》

しょうがをすりおろしている
きのこ、青ねぎはみじん切り、しょうがはすりおろす(Ph/『自律神経をリセットするきのこのスープ』(アスコム)より)
写真12枚

【1】きのこ、青ねぎはみじん切りにし、しょうがをすりおろす。

材料が入ったボウルにラップがかかっている
レンジ調理なので手軽(Ph/『自律神経をリセットするきのこのスープ』(アスコム)より)
写真12枚

【2】【1】の具材を耐熱容器に入れ全体を混ぜたら、ラップをふんわりとかけ、600wなら4分、500wなら4分50秒、電子レンジで加熱する。

製氷皿にきのこのスープの素を分けている
完成した素は製氷皿などで小分けして(Ph/『自律神経をリセットするきのこのスープ』(アスコム)より)
写真12枚

【3】ちぎったのり、塩麹・しょうゆ・かつお粉を【2】に加え、粗熱が取れたら製氷皿に入れて(もしくは作る量に合わせて等分してラップに包んで)冷凍。

「きのこのスープの素」のポイント

「『きのこのスープ』の最大の特徴は、自律神経と密接な関係がある腸内環境に優れた効果をもたらすために、きのこと塩麹を組み合わせた点」なのだそうです。腸と自律神経は互いに影響しあっているので、腸の働きがよければ、自律神経も正常に働き、自律神経が整っていれば腸の働きもよくなるといいます。

「その理由の1つが、心の安定ややる気を促すセロトニンやドーパミンなど、神経伝達物質の大半が腸内で作られているからです。また、体の免疫細胞も約70%が腸で作られています」

腸内細菌のイメージ
腸内環境を整えるには、いかに善玉菌を増やすかが重要(Ph/photoAC)
写真12枚

腸内環境を整えるには、腸内の「善玉菌」「悪玉菌」、その優勢なほうにつく「日和見菌」の3種に分けられる腸内細菌の中で、いかに善玉菌を増やすかということが重要。善玉菌の中でも、免疫系に作用し、炎症やアレルギーなどを抑える「制御性T細胞」を増やすことが明らかになり最近注目されている「酪酸菌」のエサは食物繊維なんです。つまり、食物繊維豊富なきのこと発酵食品の塩麹を合わせた「きのこのスープ」は酪酸菌を生産する上で理想系といえるのです。

さらに、きのこと塩麹には、交感神経が優位になりすぎているときにブレーキをかける働きがある、神経伝達物質GABA(ギャバ)が含まれています。アミノ酸の一種であるGABAはストレスの軽減だけでなく、血糖値の上昇の抑制、睡眠の質を整える、中性脂肪を減らす働きも期待できます。