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50代からの“アクティブひとり旅”のすすめ!旅行ジャーナリストが計画のヒント&おすすめ宿を紹介

【3】どこにいく?場所を決めるポイントは?

旅のテーマを決めると、場所もおのずと絞られます。旅慣れていないなど不安がある場合は、前述のとおり交通機関の整う都市部。あるいはかつて自分が訪れたことがある場所をセレクトすると、気持ち的にも安心です。

村田和子さん
交通機関の整う都市部は安心(写真は神戸市)
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また有名な場所ではなく自分だけのとっておきの場所~新婚旅行や家族旅行の思い出の地、かつて住んでいた場所なども時を経て再訪すると、思い出もよみがえりいいものです。ニッチな場所こそ、ひとり旅だからこそ行けますよ。

【4】荷物は身軽に。連泊がおすすめ

50代になると、気持ちは元気でも体がついてこない、疲れやすいなど、やはり若いときのようにはいきません。荷物はできるだけ身軽にするとともに宿は連泊がおすすめ。重たい荷物は宿において、そこを拠点に身軽に日帰り旅を楽しむスタイルが体への負担がありません。

村田和子さん
大きな荷物はホテルに置いて、リュックなどで身軽に観光を楽しみたい
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連泊なら、途中疲れたら部屋に戻れるのも大きなメリットです。特に気温の下がる冬や熱中症の心配がある夏は、ちょっと休める場所を確保しておくと快適に旅ができます。

【5】ひとりだからこそ体調管理など万一の備えを

旅につきもののトラブルも、自分で解決する必要があります。外部との連絡手段であるスマホは予備電源を持っていくなど、電池切れのないようにしっかり備えましょう。

村田和子さん
疲れたと思ったら休息を
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ひとり旅は自分で行動を決めるので、つい無理をしがち。疲れたと思ったら宿に早めに入って体を休め、睡眠や水分をしっかりとるなどいつも以上に体のケアを心掛けましょう。なお、万一具合が悪いときのために、保険証はもちろん、自宅などの緊急連絡先とお薬手帳、常備薬はまとめて持っておくと安心です。

体調面から、計画通りにいかないこともあるかもしれません。そんなときは「また来てくださいという、次回への宿題」と私は思うようにしています。ちょっとやり残したほうが、また来たいという気持ちになり、それは日常での張り合いになります。

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