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1年で24kg減量した専門家が語る「ビタミンBを制するものはダイエットを制す」の理由

【ビタミンB6】たんぱく質の代謝に役立つ まぐろ、レバー、バナナなどに

ビタミンB6はたんぱく質の代謝に重要な役割を果たします。食事からの利用率は73%と言われています。(参照:『あたらしい栄養学』吉田企世子・松田早苗監修)

ビタミンB6はまぐろの赤身、レバー、バナナ、ナッツなどに多く含まれています。普段から体型維持のために筋トレのあとにプロテインパウダーを摂取する人や普段からたんぱく質の摂取量が多い人は不足しがちです。プロテインパウダーの過剰摂取により、たんぱく質がうまく代謝できにくくなり、健康や、ダイエットのために意識してたんぱく質を摂取している効果が最大限に体型に反映されない可能性が出てきます。

プロティンを飲んでいる女性
プロテインパウダーなどたんぱく質の摂取量が多いとビタミンB6の効果が発揮しにくい(Ph/photoAC)
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ビタミンは基本的に食事から摂取することが望ましいですが、皆さんの食生活や普段の活動内容によっては食事だけでは補いきれない可能性もあります。これを機に自分の食生活で偏ってしまっている栄養素がないか振り返って、食生活を改善するか、もしくは偏ってしまった栄養素の代謝をサポートしてくれるビタミンBをサプリメントから摂取してみると体型に変化が少しずつ現れてくるかもしれません。

私自身も普段から栄養バランスに気をつけて食事をしていますが、それでも足りない分はビタミン剤で補うようにしています。

ビタミン剤
食事でカバーできない場合はビタミン剤で補うのも◎(Ph/photoAC)
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ダイエットを目的でビタミンBを摂取する場合は、朝に摂取することをおすすめします。そうすることで、食事で摂取した栄養素を効率よく代謝することができると言われています。

今回ダイエットをする人におすすめしたい唯一のビタミンとして、ビタミンB群を紹介しましたが、いつもお伝えしている通り、偏ったり、極端にやりすぎることは決して身体にプラスにはなりません。自分の身体の声をしっかり聞いて心も身体もバランスよく過ごすことが何よりも大切であることを忘れないでくださいね。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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