家事・ライフ

【これ買ってよかった!】作業療法士がすすめる、その日の疲れやコンディションで手軽に「高さを変えられる枕」

布団の上に置いてあるエマピロー
作業療法士がすすめる高さ自在の枕とは?
写真5枚

暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、薬に頼らない睡眠外来を受け持つ作業療法士の菅原洋平さんが、快眠に役立つ枕について教えてくれました。

最大の特徴は高さを変えられること

菅原さんがおすすめするのは、エマ・スリープの『エマ・ピロー』(1万5000円・税込)。最近では睡眠の質にこだわる人が増えているのに比例して、寝具にこだわる人も増えています。エマ・ピローは、日本を含む世界で30以上のアワードを受賞しているエマ・スリープの枕。最大の特徴は高さを変えられることだそうです。

エマピロー
日本を含む世界で30以上のアワードを受賞しているエマ・スリープの枕
写真5枚

「中のウレタンフォームが3層になっていてこれを抜くことで簡単に高さを調節することができます。寝相はみなさんさまざまですが、横向き、仰向け、うつ伏せといった寝相にフィットしてくれる枕です」(菅原さん・以下同)

その日のコンディションで高さを調整

菅原さんは実際にこちらの枕の高さをその日のコンディションによって変えているそうです。

「日によって、中のフォームを1枚抜くなど、気軽に高さを変えてみることで、コンディションに合わせた使い方ができます。頭が沈み込む割に支えられる、という不思議な感覚がありました。体に力がはいっている日は低めにして、リラックスできている日は高めにするなど調整しています」

通気性良好で、寝汗をかいても朝起きたときはさらっとしている

『エマ・ピロー』は、通気性がよく、就寝時にかく汗で翌朝枕が湿っているという状態がなく快適だそうです。

床に置かれたエマピロー
通気性が高く、朝起きたときに枕はさらっとしていて快適
写真5枚

「通気性が高いので、眠っている間に、頭や首に汗をかいていても、朝起きたときに枕はさらっとしていて快適です。とにかく面積が大きいので、動きを制限されることなく解放感があるのも特徴です」

ビーズなどに比べ高さ調節が簡単 “複数の枕を持っている”お得感も

高さ調節が可能な枕は他にもありますが、菅原さんは手軽にできる点が『エマ・ピロー』のイチオシポイントだと言います。

「その日の運動量や、パソコン作業での首や背中の筋肉のこわばり具合によって、眠っているときの姿勢は変わります。ビーズなどを抜いて高さを調節する枕もありますが、調節が面倒なので結局調節しないことが多かったです。こちらの枕は、1枚のフォームを抜くだけなので、調節が簡単にでき、高めに支えたいとき、低い枕でゆったりしたいときと、そのときの気分で簡単に高さを変えられるので、複数の枕を使用しているような感じが新鮮です」

サイズは大きめだから「お試しサービス」を利用しても

エマ・ピローは、幅63cm×長さ43cm×厚み12cmと、一般的な枕のサイズではあるものの、レビューなどを見ると、「大きい」というコメントがよくあがっています。これについて菅原さんは少し懸念しています。

エマピローの上に頭をのせて寝る菅原洋平さん
幅63cm×長さ43cm×厚み12cmと、一般的な枕のサイズだが、大きいと印象を受ける人も多いよう
写真5枚

「日本人の体形には、少し高すぎ、大きすぎ、かもしれません。横幅がたっぷりなので、寝返りをしても落ちないというのはいいのですが。例えば、中のフォームを横半分だけ抜いて肩を乗せて頭部分を少し高めにサポートするという使い方もできれば、もっと汎用性が増すと思います。100日間のお試し期間もあるようなので、試してみるのもいいかもしれません」

◆教えてくれたのは:作業療法士・菅原洋平さん 

作業療法士・菅原洋平さん
作業療法士の菅原洋平さん
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ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニックで薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。著書に、『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)など多数。http://ameblo.jp/activesleep/

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