不調改善

休日の満足度が高まる「週末朝活」 早起きトレーナーが「金曜夜」より「土日朝」の癒しをすすめる理由

週末は「金曜夜」から始まる

「週末朝活」のためにポイントとなるのが、その前夜、「金曜夜」の過ごし方です。

「1日の終わり、寝る前に『ほっとできる自分だけの時間』を作る人は多いでしょう。金曜の夜ともなればなおさらです。しかし、夜の場合、気付いたら夜更かしし過ぎてしまうことにもなりかねません。

休日の前夜の過ごし方がポイントに。「ほっとできる時間」を(Ph/photoAC)
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平日は残業や付き合いに時間を取られてしまい、『自分だけの時間』がなかなか取れないこともよくあることです」

「土日朝」にほっとする時間を

そこで池田さんは、平日の夜に「ほっとする」という考えを切り替え、「土曜日や日曜日の朝にほっとする」ことを推奨します。

「自分をきちんと大事にしてあげる時間の優先順位が低くあってはなりません。週末の朝なら、自分の意思次第で時間を作ることは可能です。週末の朝にわざわざ早起きするなんて……と思われるかもしれませんが、私にとっては、実はいちばん自分を甘やかせる時間なのです」

おすすめ週末朝活プラン

池田さんが実際に楽しんでいる「週末朝活」とはどのようなものでしょうか。

「先日は朝6時半から高級ホテルのロビーへ行き、人がほどんどいない貸し切り状態の空間を満喫しました。朝食のピーク前のホテルのレストランでは、お店のスタッフにも余裕があるため、より丁寧なおもてなしを受けることが期待できます。その日は『大切にされている』という実感を得ながら、1日をスタートさせることができました」

他にも、お気に入りの海辺の神社に日の出前に向かい、朝日が昇り始め徐々に明るくなっていく海面を眺めつつ、太陽の光を身体いっぱいに受け止めることもしたそうです。

「自分がまるで太陽電池になったような気持ちになって、エネルギーチャージができました」

「週末朝活」は、慌ただしい平日に傷ついた自分の心と体を癒すための貴重な時間と言えそうです。

◆教えてくれたのは:早起きトレーナー・池田千恵さん

早起きトレーナー・株式会社朝6時代表の池田千恵さん
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株式会社朝6時代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。2009年に上梓した『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す!』がベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と呼ばれるように。プロデュースを手がける『朝活手帳』は13年連続刊行中。朝1時間の業務改革による生産性向上、働き方改革のための手法を企業に指導するほか、一人ひとりのライフスタイル・目的に応じた朝活の形を提案している。2023年4月、『週末朝活』(三笠書房)を出版。https://ikedachie.com/

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