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秋から旬のトレビスは紫キャベツとは別モノ!サラダの脇役を主役にするレシピを野菜ソムリエプロが伝授

トレビス
サラダなどによく使われるトレビスは秋からが旬(Ph/photoAC)
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ワインレッドの色味が鮮やかで、サラダの彩りなどによく使われるトレビス。「あまり親しみのない野菜ですが、秋から春にかけて旬を迎えるので、これからがおいしい時期です」と話すのは、野菜ソムリエプロの福島玲子さん。選び方からおすすめのレシピまで、旬のトレビスを味わう方法を教えていただきました。

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トレビスを選ぶポイントは形!乾燥を防ぐ保存法

トレビスは赤キャベツに見た目が似ていますが、食感が柔らかく苦味があり、キャベツとはまた違った特徴のある野菜です。チコリの仲間で、「あかめチコリ」「レッドチコリ」と呼ばれることも。サラダやマリネにするだけでなく、焼いて料理の付け合せにしてもおいしいですよ。まずはおいしいトレビスの選び方と、正しい保存の仕方を紹介します。

レッドチコリ
チコリの仲間のトレビス(Ph/photoAC)
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きれいな丸い形をチョイス!葉と重さも確認

トレビスを選ぶときは、まず形をチェック。きれいな丸みがあり、葉がしっかり巻かれて肉厚なものが◎です。形がいびつだと、中の葉がしなびてしまっている可能性があります。

葉がみずみずしく、色は濃く葉先がピンとハリがあるものが新鮮で良品です。カットされている場合は、切り口が変色していないか確認しましょう。さらに、持ったときにずっしりとしているものは、水分をよく含んでいる証拠です。大きさの割に軽いと感じるものは、収穫から時間が経って葉がしなびていたり、葉の巻きがゆるい恐れがあるので避けてください。

乾燥を避ける冷蔵保存の仕方、冷凍もOK

葉物野菜のトレビスは乾燥に弱いので、保存するときはきちんと密封することが大切です。保存袋に入れて口をしっかりと閉め、野菜室で保存しましょう。カットやちぎったものはラップでぴったり包んでから、さらにポリ袋や保存袋に入れてください。4~5日程度で食べきりましょう。

半分に切ったトレビス
カットしたトレビスの保存はぴったりとラップをして乾燥を防いで(Ph/photoAC)
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冷凍するときはさっと茹で、水気をよく切って保存袋へ。加熱時間が長いと色味も食感も失われるので、火を通したらすぐに冷水で冷ましてください。冷凍したものはサラダなどには不向きなので、炒め物やスープなどに使うのがおすすめです。

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