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66歳オバ記者、「境界悪性腫瘍」手術から1年 開腹術後は「借り物」だった体はどう変化したのか?

3日連続で会食の予定が…

それがよ。9月末から10月始めの3日間、なぜか連続で会食の予定が入ったのよ。続いたのは偶然だけど、私がお誘いに応じたのはなんとなくいけそうな気がしたから。その顔ぶれと会食内容に、「ノンアルでもいい!」と思ったんだよね。

金曜日。漫画家の森園みるくさんの個展が新宿2丁目のSMパブで開催。で、その開場前に蕎麦居酒屋で森園さんと辞書編集のAさんと3人で飲もうよ、ということになったわけ。で、生ビールを一杯。SMパブでは、烏龍茶。のち、老舗の韓国家庭料理店で瓶ビールを1本。

しかし新宿2丁目ほど一瞬で頭のネジをゆるめてくれる町は世界中探してもないんじゃないかしら。LGBTがどうした、なんて話が持ちあがるずっと昔から、「男、女、だから何? 私は私、以上!」というメッセージが町を歩いているだけで伝わってくる。

が、SMパブは初めて。女王さまが豊かなおっぱいをぴょんと出し、ぷりぷりの生尻を揺らして歩く姿のなんと可愛らしいこと! あ〜あ、あと30年、いや、40年若かったら…。

オバ記者
2軒目の店で満月を見ながらカクテルを楽しむ余裕もあった
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土曜日。今宵はニュースサイト編集者のSさんと、拙著『で、やせたの?』を企画、編集をしてくれたOさんと築地の立ち食い寿司の名店、『すし兆』前に集合。最初のオーダーは「貝、ぜんぶ」で、これ、いつかやりたいと思っていたのよね。そして一貫、頬張るたふにふたりは「おいしい!」を連呼。案内役の私は鼻高々よ。

で、2軒目は銀座。Oさん行きつけのバーのテラス席にゆったり座れば、前夜、中秋の名月をむかえたお月さまがぽっかり。それを愛でながら、ピオーネのカクテルなどをちゅうとすする。

その後、体調の変化は?

日曜日。女ばっか会食の3日目は、六本木ヒルズクラブ中華スターアニス。「開運ラッキーメイクアップ 家元」の木村れい子さんと、カメラマンのKさん、編集者のSさんと私。「食べ放題」と聞いた時から「腹も身のうち」と何度も唱えたんだけどなぁ。気がつくとメニューのあらかたを制覇していたわ。51階から東京湾を眺めながらビール&赤ワインを各1杯ずつで、よくとどめた!

オバ記者
調子に乗ってたくさんお酒を飲まなかった自分エライ
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この怒涛の3日間から今日で5日だけど、体調に変化なし。てことはほぼ完全復活よ!

思えば前はアルコールで脳細胞を活性化させていたけど、お気楽で楽しい仲間といっしょだと微アルコールで充分だったのよね。

「うひょ〜っ。もう1杯、いっちゃう? おじさん、大生お代わり〜!」

乱行は夢の中だけでいいや。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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