スキンケア

老け顔を改善!骨格補正メイクの専門家が教える「顔のワークアウト」、家事やTV見ながらの“ながら”でもできる

笑顔の女性
美容家の池田曜央子さんが自身も実践する顔のワークアウトを紹介
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建築士の経験から独自の若見えメイクを確立した『骨格補正メイク「顔の比率」を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社)の著者・池田曜央子さんは、加齢でおとろえやすい筋肉を鍛える顔のワークアウトも“若見え”に欠かせないと話します。そこで、池田さんが実践する、老け顔を改善するワークアウトを紹介します。

* * *

老け見えを改善できる!2つのワークアウト

「下あごを支える咬筋や側頭筋がこっていると、顔を上に引き上げる力がなくなり、たるんだ印象に。さらに耳の後ろから首筋にかけて走る胸鎖乳突筋が固まると、あごが下に引っ張られて鼻下が伸長し、顔が間延びした印象になってしまいます。

そこで、この3つの筋肉をほぐして顔の下部分をリフトアップするワークアウトを行いましょう。ながらでケアできるので、日常に取り入れてみてください」(池田さん・以下同)

きれいな輪郭を保つ「老け見え筋ほぐしマッサージ」

【1】手の第一関節と第二関節の間の平らな部分をこめかみにあて、斜め上に向かって側頭筋を押す

ほほをつまんでいる
咬筋を上から下へほぐす(Ph/『骨格補正メイク「顔の比率」を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社)より)
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【2】口を開け、縦に浮き出てくる咬筋を、親指と人差指の腹を使ってつまみ、上から下へほぐす

【3】横を向いて息を吸い胸鎖乳突筋が浮き出てきたら、耳の後ろから首下まで、【2】と同様につまんでほぐす

脱ブルドックラインを目指す「口角引き上げ筋トレ」

【1】割り箸などのスティックを、前歯から3本目くらいの歯でしっかりくわえる。口角が割り箸の先よりも上がるように意識して、1分間キープ✕3回行なう

【2】鼻の下と上唇でストローを挟んで、ストローを水平に保ちながら1分間キープ✕3回。慣れてきたら割り箸など重いものに変えるとさらに効果アップ

ワークアウトは朝に!リンパも流して顔がスッキリ

老け顔を改善する3つのワークアウトは、いつ行うのが特に有効なのでしょうか。さらに、池田さんおすすめのフェイスラインをスッキリさせるワークアウトも教えていただきました。

笑顔の女性
顔のワークアウトを実践して老け顔を撃退!
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顔がむくむ朝に行うのがおすすめの理由

老け顔を改善するワークアウトは朝に行なうのが特におすすめだと池田さんは話します。

「寝ているときは体が横になっているために、起床時って顔がむくんでいますよね。そこで朝にワークアウトを行うことで、変化が一番わかりやすいのではないかなと思います。

『老け見え筋ほぐしマッサージ』はスキンケアの流れで、仕上げにやってもらうイメージですね。『口角引き上げ筋トレ』は朝の家事をしたり、テレビを見たりしながら行えます」

さらに「老け見え筋ほぐしマッサージ」をスキンケアの流れで行ったら、老廃物を排出する「リンパ流し」で顔のコリやたるみを解消し、フェイスラインをスッキリさせるのもおすすめだと池田さんは話します。

老廃物を排出する「リンパ流し」でさらにスッキリ

【1】リンパ節の集まる耳まわりをほぐしてウォーミングアップ。耳をつまんで後ろ方向に回す

【2】たっぷりのフェイスオイルを顔と首に塗り、左右の手を交互に動かしながら、生え際から耳の前に向かって軽いタッチで10回流す。片手は必ず肌についているようにするのがコツ

ほほを触っている
口角から耳前に向かって流す(Ph/『骨格補正メイク「顔の比率」を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社)より)
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【3】ほお骨、鼻下、口角からスタートして、それぞれ耳前に向かって各5回流していく

あごのラインを流している
人差し指と中指の第一関節と第二関節を使ってあごのラインを流す(Ph/『骨格補正メイク「顔の比率」を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社)より)
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【4】あごのラインは人差し指と中指の第一関節と第二関節で挟んで、耳に向かって5回流す

【5】耳の後ろから首下まで、胸鎖乳突筋に沿って5回なでおろす

【6】人差し指と中指で鎖骨をはさみ、鎖骨のリンパ節に向かって5回流す

「『リンパ流し』は朝だけでなく夜寝る前にもやるとさらに効果を発揮します。ポイントは、力を入れずに軽いタッチで行うこと。老廃物が溜まっている部分は表面に近いところなので、筋肉をしっかり押さえてもあまり意味がないんです。

そこで、チューブの中の水を外へ出すような、筋肉を動かさずにその上だけさすっていく程度の圧で行うのがいいです。エステの手つきのような、肌を押さえながら動かさないようなやさしい手つきでやってみてくださいね」

◆教えてくれたのは:骨格補正メイク専門家・池田曜央子さん

本をもつ女性
骨格補正メイク専門家の池田曜央子さん
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青山学院大学経済学部卒業。建築士として活動後、美容・ファッションを学び、メイク講師の道へ。好印象な美人に近づける“骨格補正メイク”を考案し、1000名を超える女性を劇的に変身させる。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事を務めるほか、池田曜央子メイクアップアカデミーを開講。著書に『骨格補正メイク「顔の比率」を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社)。

撮影/黒石あみ、取材・文/イワイユウ

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