ボディケア

距骨ケアの専門家が伝授、美ボディのカギ「中心力」を取り戻すおへそマッサージ

体にぜい肉がつくのは食生活だけでなく、体の機能が低下していることも一因。その原因をケアする方法を専門家に教えてもらった。

柔道整復師の志水剛志さん
写真9枚

足の中で唯一、筋肉がついていない骨である「距骨(きょこつ)」は、足首の真ん中にあり、足と脚をつなぐベアリングボールのような役割を果たしている。ズレやすい「距骨」の位置が整い、体本来の機能を発揮する力を、距骨ケアの第一人者の志水剛志さんは「土台力」と呼んでいる。

■距骨ケアの仕方はコチラ

これともう1つ、志水さんが美ボディ作りに欠かせないというのが、上半身の軸を整えることによって安定する「中心力」なのだとか。「中心力」の元となるお腹の筋肉や内臓の働きが悪くなることで、ぜい肉が付く原因にもなるとか。

そこで、柔道整復師で「ホテルニューオータニ」内にあるスパサロン「フォルトゥーナ」の代表を務める志水剛志さんに、「中心力」を回復させるセルフケアを教えてもらった。

* * *

お腹のコリをゆるめるマッサージ

「おへそを押して痛みがあるときは、腹膜が緊張していますので、食後、飲酒後を避けて1日何度かやると効果的です。1番いいのは、体が温まっている入浴中や入浴後ですね」(志水さん・以下同)

おへそマッサージ1の説明画像
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《STEP1》おへそマッサージ
【1】左右の指を揃えて、おへその上に重ねる。

おへそマッサージ1の説明画像
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【2】上からギュッと力を入れるイメージで、左回りに10回、回す。
【3】そのまま右回りに10回転する。

「左右はどちらからやっても構いません。硬い、痛い、場所によって硬さが違う場合は、コリ状態になっています。痛気持ちいいくらいの強さでマッサージをして、ほぐしてゆるめましょう」

わき腹かき上げおじぎの説明画像
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わき腹かき上げおじぎの説明画像
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《STEP2》わき腹かき上げおじぎ
【1】両手のひらを使って、わき腹をおへそに向かってかき上げる。このとき、脂肪を引っ張って真ん中に寄せるようなイメージで。グッとしっかりかき上げるのがポイント。

わき腹かき上げおじぎの説明画像
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【2】そのまま45度くらいおじぎをする。このとき、背中が丸まらないように注意。
【3】これを左右5回ずつ行う。

「緊張させて動かすことで、コリがゆるむんです」

へそ上げ深呼吸の説明画像
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《STEP3》へそ上げ深呼吸
【1】手のひらを上にして両手を重ねたら、おへそにあてる。

へそ上げ深呼吸の説明画像の説明画像
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【2】 【1】の手をキープしたまま、鼻から息を吸って、手でおへそを持ち上げる。

へそ上げ深呼吸の説明画像の説明画像
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【3】 【2】の状態のままで、口からゆっくりと長く息を吐き出す。この深呼吸を5回繰り返す。「へそコリ状態だと呼吸が浅くなり、血流やリンパの流れ、内臓の働きにも悪影響を及ぼします。この深呼吸を続けることで、血の巡りもよくなりますし、内臓が下がるのも予防できます」

距骨マッサージ→お腹のマッサージの順で定期的に続けることが理想だけれど、できるときにできることをやるだけでも、効果は期待できるとか。

オフィスでトイレに立ったときにお腹のマッサージ、自宅での入浴時に距骨マッサージなどと、ライフスタイルに合わせて無理なくトライしてみて。

著者:志水剛志さん

柔道整復師の志水剛志さん
柔道整復師にして、外反母趾など足のトラブルに詳しい足のスペシャリスト。業界でもいち早く距骨へ着目し、臨床を重ねて「志水式距骨調整」を確立した。現在、アスリート、モデル、タレントなども通う整体・鍼灸・美容の融合スパサロン「フォルトゥーナ」「壱番舘整骨院」の代表を務める。http://fortuna-ichibankan.com/

撮影/八木英里奈 取材・文/鈴木知子

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