スキンケア

【メイクのメ】疲れが顔に出ている時こそメイクは薄く!

ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、疲れ顔の時のメイクについて。
記事一覧はこちら

* * *

メイクのメ_山本浩未_正方形
写真4枚

大人は疲れが、正直に顔に出ます。鏡を見て「ヤバい! どうしよう!」ってしっかりメイクで隠そうとするかたも多いと思いますが、反対なんです。実は厚化粧が疲れを強調するので、疲れている時こそ薄化粧にする方がいいんです。

お疲れ顔を元気に見せるスキンケア&メイク

イメージは、尾野真千子さん。演技派女優として名高いですが、リアルでとても感じがいい。最近のドラマ『夏目漱石の妻』(NHK)では、気難しい漱石を明るくおおらかに支える妻役がはまってました。決して華美ではないけど、明るさとバイタリティーがにじみ出ています。

メイクのメ40_尾野真千子
尾野真千子(おのまちこ)/奈良の中学在学中に映画『萌の朱雀』でデビュー。NHK連続テレビ小説『カーネーション』などで演技力が高く評価される。ドラマ『夏目漱石の妻』(NHK)や映画『ミュージアム』などに出演。
写真4枚

そんな真千子風元気顔を目指すために、まずは、スキンケアにひと手間を。いつものように化粧水をつけたら、もう一度重ねづけ。これで肌がもっちりしっとりすればOKだけど、しないようなら、さらに重ねづけを。

要は手のひらで肌を触った時に、手のひら全体が軽く吸いつくようになるまで化粧水を重ねてあげるんです。それから乳液など、通常のお手入れを。肌を充分にうるおすことで、ベースメイクのなじみがよくなります。

ベースメイクは抑えめに、ポイントメイクは黒を効かせて

疲れていると顔色が悪くなるから、肌色をコントロールする下地をたっぷり使うというかたもいると思いますが、かえって浮いてしまうんですよ。ベースメイクこそ、薄く! いつも使っているBBクリームなどを全体に薄く塗ったら、ティッシュで軽く押さえてフィットさせ、くすみやすい目や口の周りのみ、軽くたたくように重ねます。

チークもパールがあまり入ってないものを、ふわっとぼかす程度で充分。あまりコントラストを強くせずに、血色程度にとどめましょう。メイクの最後にチークを入れるかたも多いと思いますが、ポイントメイクの前に、ベースメイクの延長として入れると、ふわっと仕上がります。

ポイントメイクはいつも通りでいいのですが、アイラインかマスカラの黒をちょっと効かせるのがポイント。黒目を強調するように根元からきっちりつけましょう。これでメイクが薄くても疲れが気にならない顔が完成します。

尾野さんって実はかなりの美人なんだけど、美人っぽさを感じさせない。そこも好感度が高いところ。私たちも疲れを悪目立ちさせない薄メイクで、“感じのよさ”をキープしていきましょう!

【1】化粧水は重ねづけ

メイクのメ40_スキンケア1
写真4枚

化粧水は肌がもちっとして、手が吸いつくくらいまで重ねづけを。ベースメイクのなじみ、もちがよくなる。

【2】目と口の周りがポイント

メイクのメ40_スキンケア2
写真4枚

カバーすべきは、目まわりと口まわり。ベースメイクは全体に薄くして、目と口の周りのみ重ねてなじませる。

イラスト/楽谷玲子

山本浩未(やまもとひろみ)

ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』(小学館)も好評。

 

【このシリーズのバックナンバー】

美肌アプリ効果のコンシーラーで肌をちょこっと明るく
黒のリキッドアイライナーでアイドル系目元になる!
「ぼかす」「重ねる」テクで“厚化粧”に見えない!
今秋こそ流行の赤リップにチャレンジしましょう!
夏は洗顔を見直して、ゴワ肌からツル肌へ
落ちやすい夏の眉メイクはコートでキープ!
たるみの原因にも!髪と頭皮をUVケア
おばちゃん感がでる首の“背脂”に要注意!
頭皮用ブラシでマッサージするとおでこのしわも薄くなる!
今、アイシャドーに必要なのは色ではなく輝きのニュアンス
肌の清潔感を左右する端の部分の“アラ”見えてますか?
唇がぷるんとするアイテムで色っぽさをプラス