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“極甘”シーン連続のラブストーリー『太陽の末裔』は“リ・ヒョンジョク・ロス”なら必見

コロナ禍で『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を見て久しぶりに韓国ドラマにハマり、「次は何を見よう?」と悩んでいる人も多いのでは? そこで、韓ドラ初・中級者のかたにぜひ見てほしいおすすめのドラマを、『女性セブン』で長年、韓国エンタメを追いかけるライター・田名部知子がご紹介!

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

Licensed by Next Entertainment World(C)2016 Descendants of the Sun SPC

「『愛の不時着』でヒョンビンにハマったけど、”ヒョンビン・ロス”というより、”リ・ジョンヒョク・ロス”みたい…」というお嘆きを、最近よく聞きます。そんなあなたにぜひ見てほしいのが、『愛の不時着』と同じ軍人が主人公の『太陽の末裔Love Under The Sun』です。

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破格のスケールと初の完全事前制作で最高視聴率は41.6%

『太陽の末裔Love Under The Sun』は、軍人と女医、それぞれ仕事や生き方にプライドを持ちながら、派遣された紛争地域ウルク(架空の国)で、さまざまな局面に立ち向かいながら愛を深めていく正統派ラブロマンス。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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韓国では地上波のKBSテレビで2016年に放送され、最高視聴率41.6%という驚異的な数字で社会現象になりました。制作費約130億ウォン、ギリシャ・エーゲ海で大規模ロケを敢行する破格のスケールで、韓国では初となる完全事前制作(放送前に撮影、編集を終えること)の作品となったことでも大きな注目を浴びたのです。

◆ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョは演技大賞からベストカップル賞まで総なめに

主演のソン・ジュンギ(35歳)は2015年の除隊後初出演作、ソン・ヘギョ(39歳)もまた3年ぶりのドラマ出演で、国民的二大俳優の共演は“歴代級の出会い”とされ、その年の賞レースでは、演技大賞からベストカップル賞まで総なめに。日本でも2017年にDVDがリリースされるや、TSUTAYAの上半期レンタルランキングで1位となりました。

紛争地域でさまざまな経験を通して育む大人の恋模様

《あらすじ》

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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韓国軍特殊戦司令部のユ・シジン(ソン・ジュンギ)とソ・デヨン(チン・グ)は、休暇中に巻き込まれた事件から、不良少年を追いかけてヘソン病院へ向かいます。そこで担当の女性医師カン・モヨン(ソン・ヘギョ)に出会い、シジンはモヨンに一目惚れしてしまうのです。シジンの部下デヨンもまた、一方的に別れを告げた恋人の軍医ミョンジュ(キム・ジウォン)に、その病院で再会します。

シジンとモヨンの仲が近づき始めると、シジンのウルクでの任務のために2人は離れ離れに。ところが8か月後、今度はモヨンもまた医療奉仕団としてウルクに向かうことになり、2人は再会を果たし…。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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【見どころ1】リ・ジョンヒョク級、ユ・シジンの「愛する人を守り抜く」姿勢

主演のソン・ジュンギは、『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010年)で華やかないでたちのプレイボーイを演じ、日本でも人気になりました。しょうゆ顔の童顔でお肌はツルツル、清潔感があふれ出るこの感じは、日本人女性が好む顔のタイプではないでしょうか。

童顔ゆえに、入隊前は青年の役イメージが強かったのですが、陸軍の中でも特に軍務が厳しいといわれる、北朝鮮との軍事境界線のある地域の部隊に入隊し、男をあげて除隊。本作でも職業軍人を演じ、童顔と軍服、鍛え抜かれた肢体というミスマッチがたまらない魅力となりました。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

Licensed by Next Entertainment World ©2016 Descendants of the Sun SPC

◆甘くてちょっと鼻から抜ける感じの声にくすぐられる!

そして、声もまた素敵! 甘くてちょっと鼻から抜ける感じにくすぐられ、個人的には断然” ユ・シジン推し”です。

シジンはモヨンが運転する車が崖から転落しかけたときには、「ぼくの目を見て。手を握って。必ず助けます。約束します」と言葉でも行動でも、必ず守ってくれるのです。国を守り、愛する女性をとことん守り抜く姿勢は、『愛の不時着』のリ・ジョンヒョクにも共通する萌えポイントですが、ちなみに、シジンの役職もまたジョンヒョクと同じ「大尉」なのです。

放送当時は、シジンやデヨンが使う「~マリムニダ(~であります)」や「ダンギョル!(団結/号令のようなもの)」という軍隊特有の言葉が、韓国で大流行。シジン、デヨン、ミョンジュの軍人3人だけのカカオトーク(韓国版LINEのようなアプリ)のスタンプもできたほどの人気でした。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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【見どころ2】ストレートな甘いセリフや“極甘”シーンのオンパレード

韓国ドラマではよく、名キスシーンに名前がつけられ、本作でも「ワインキス」、「トラックキス」「船上キス」などがあげられますが、中でもロマンティックなのが「ワインキス」。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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夜こっそりワインを飲むモヨンがシジンに「飲みたいみたいね」と言うと、「方法がなくはない」と突然のキス。任務中は飲酒ができないけれど、飲む方法はあるというシジンの理屈のもとにキスをする、なんともロマンティックな展開です。

そして、ソン・ジュンギのキスがまたうまいこと!それを受けるソン・ヘギョもまた、後述しますが、さすがは魔性の女、リアルななまめかしさがハンパないのです。

【見どころ3】なまめかしいキスシーン。主演2人は恋愛、結婚、そして離婚

『太陽の末裔』と『愛の不時着』には、もう1つ、大きな共通点があります。主演カップルが、共演から実際の恋愛へとつながったことです。ソン・ジュンギとソン・ヘギョは互いの名字が同じため、”ソンソンカップル”と呼ばれ、国民に愛されました。キスシーンのなまめかしさからも、「ああ、この頃はもう付き合ってたんだろうな」と思わずにはいられません。

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2017年には結婚にまで至ったのに、残念ながらあっという間に離婚しています。今回、ヒョンビン、ソン・イェジンという国民的人気のカップル誕生に、当然韓国内も色めき立っているのですが、“ソンソンカップル”の悲喜こもごもが、ファンにはいい免疫となっているかもしれません

【見どころ4】もう1組のカップルの不器用な純情ロマンスに涙

“ソンソンカップル”と同じくらい人気になったのが、シジンの部下と後輩の“グ・ウォン(チン・グ&キム・ジウォン)カップル”です。デヨンの上司でもあるミョンジュの父親が2人の交際に猛反対し、関係がより切実で感情移入がしやすく、胸が締めつけられるシーンも多いので、「こっちのカップルのほうが好き」というファンも多いのです。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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元不良で学歴のないデヨンと、エリート軍人を父に持ち、デヨンより年下ながら階級は上で出世コースを歩む軍医・ミョンジュとの身分差のある恋愛は、お互いを一途に愛しながら悩み苦しみ別れを繰り返し、涙なくしては見られません。

ミョンジュから「私から逃げている」と詰め寄られても、デヨンは気持ちを抑えて直立不動で敬礼をしたまま、軍用言葉の敬語で返答するシーンは、ミョンジュの切なくて情けない気持ちを思うと本当に泣けてきます。

◆デヨンは情に厚いけれど、武骨で寡黙で不器用で純粋

シジンがストレートな甘い言葉と態度でモヨンにアプローチするのと対照に、デヨンは情に厚いけれど、武骨で寡黙で不器用で純粋。ひたすら一途に愛する女性を見守るタイプです。口数が少ないからこそ、強い目力で力強くぎゅっと抱きしめるときの腕の筋肉にすら、ミョンジュへの愛があふれています。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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チン・グは、『オールイン 運命の愛』でイ・ビョンホンの青年時代を演じデビューした実力派。キム・ジウォンは、『相続者たち』でイ・ミンホの婚約者役を演じ、その後本作の大役に抜擢され、大ブレーク。本作後はパク・ソジュンと『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』で主演を務めています。

【見どころ5】”魔性の女”ソン・ヘギョのツッコミたくなる衣装の数々

本作でヒロインを務めるソン・ヘギョは、『愛の不時着』のソン・イェジンと同い年の39歳で、芸歴25年の大ベテラン。ユン・ソクホ監督の『秋の童話』や、ペ・ヨンジュン主演の『ホテリアー』、『オールイン 運命の愛』など日本でも人気の作品に数多く出演しています。

『太陽の末裔 Love Under The Sun』場面写真

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「共演者キラー」といわれ、『オールイン』での共演をきっかけにイ・ビョンホンと“公開恋愛”をし、堂々と手をつないで海外旅行に向かう写真が撮られたこともありました。結婚秒読みともいわれていましたが、1年後に破局。

2008年の『彼らが生きる世界』で共演したヒョンビンとは、2009年6月から本格的に交際がスタートし、2011年、ヒョンビンが兵役に行くタイミングで破局したといわれています。

そして、ソン・ジュンギとの婚姻中に、ソン・ジュンギの事務所の後輩にあたるパク・ボゴムと『ボーイフレンド』で共演し、離婚の原因がパク・ボゴムにあるのではという憶測も飛び交いました。

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◆ソン・ヘギョのアイコンは本作でも健在

白肌にピンクリップ、フェミニンな膝上ミニスカートがソン・ヘギョのアイコンですが、本作でもそれらは健在。戦闘地域での医療任務を受け、劇中、「蚊が多いから気をつけて」というセリフも出てくるのですが、なぜかモヨン先生はいつもショートパンツやミニスカートを履いています。「ソン・ヘギョ感出しすぎじゃない?」と、ちょっと意地悪く見ているのは私だけでしょうか。

【見どころ6】『梨泰院クラス』アン・ボヒョンやSHINeeのオンユも好演

よく見ていないと見過ごしてしまうのですが、ウルク駐在の隊員の中には、『梨泰院クラス』で張家(チャンガ)の長男を演じたアン・ボヒョンが、これまたたくましい肢体の軍人役で出演しています。

また、注目すべきは若いレジデント・チフンを演じる人気アイドルグループSHINeeのリーダー、オンユです。世間知らずの天真爛漫なおぼっちゃま医師が、戦闘地域での任務を経てたくましい医師へと成長していく姿は、緊迫感のある本作の中のさわやかな清涼剤になっています。思わずもらい泣きしてしまうような、嗚咽するほどの号泣シーンが多く、俳優としての成長も見て取れるはずです。

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◆ソン・ジュンギは今年トキめく韓流スターの1人として注目!

新しく韓国ドラマのファンになったかたには、まだなじみの薄いソン・ジュンギですが、2月には久しぶりに映画『スペース・スウィーパーズ』(Netflixで配信中)と、ドラマ『ヴィンチェンツォ』の放送が予定されています。

映画では、金になることなら何でもしようとする宇宙船の船員役に、ドラマでは、組織の裏切りで韓国に来ることになったイタリアマフィアの弁護士という、まったく異なる2つの役柄に期待しかありません。今年トキめく韓流スターの1人として、ぜひ注目してください!

『太陽の末裔 Love Under The Sun』

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Licensed by Next Entertainment World (C)2016 Descendants of the Sun SPC

教えてくれたのは:韓国エンタメライター・田名部知子さん

田名部知子

『冬のソナタ』の時代から16年、K-POP、韓国ドラマを追いかけるアラフィフ・オタク記者。『女性セブン』やエンタメ誌を中心に執筆し、取材やプライベートで渡韓回数は100回超え。韓国の食や文化についても発信中。2018年に韓国の名門・梨花女子大学に短期語学留学し、人生2度目の女子大生を経験。twitter.com/t7joshi

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