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清潔なお風呂で毎日快適に!正しいバスルーム掃除のやり方【新津春子のラクするお掃除術】

毎日掃除をしていても、なんだか少しずつ汚れている気がするバスルーム…。

浴室の写真

汚れの対策と、汚れの成分を理解した洗剤選びをすれば、バスルームのお掃除効果が見違えるのだとか。「世界一清潔な空港」に何度も選ばれている羽田空港の実技指導者で、最年少で全国ビルクリーニング技能競技会1位の獲得経験もあり、ハウスクリーニング技能士の国家資格も取得した掃除のプロ・新津春子さんが、そのコツを教えてくれました。

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掃除のプロに聞く、バスルーム掃除の基本とは?

バスルームの掃除をするときは、金属部分、排水口の順など汚れが多い、取れにくいところからやるのがおすすめ。必須アイテムは、スポンジとタオルとスクイージー。この3つは必ずそろえましょう。あとは汚れに合わせてアイテムを追加します。

タオルとスクイージーとスポンジ

洗剤は、浴室用洗剤を使えば軽い汚れはだいたい落ちます。ただし、バスルームには酸性の汚れ(皮脂汚れや湯垢)と、アルカリ性の汚れ(水垢)が混在しているので、浴室用洗剤で落ちない汚れには、それぞれの汚れに合った洗剤やアイテムを使う必要があります。

バスルーム掃除の基本の流れ

◆壁や床を磨く

まずはドアをタオルで水拭きしましょう。手垢がつくドアノブ部分は、入念に拭きます。ドアの後は、バスルーム全体をシャワーのお湯で流します。壁や天井もしっかりと。お湯で全体を流したら、壁と床を磨きます。タイルなど凸凹した素材にはナイロンブラシ、平面はスポンジを使いましょう。楕円を描くように磨くと、きれいになりますよ。

タイルの溝に溜まった水垢や黒ずみは、お酢を染み込ませたティッシュでパックをすると汚れが浮き上がります。パック後、歯ブラシや竹べらでこすれば、汚れがすっきり!

◆バスタブ、金属部分をきれいに

バスタブとボトル容器は浴室用洗剤+スポンジで磨きます。しつこい皮脂汚れは、アルカリ性の洗剤を使いましょう。洗剤を使いたくない場合、重度の汚れでなければ炭酸ソーダ水や、重曹水をスプレーしてから磨くといいですよ。

洗面器でシャワーヘッドを浸けている

それからシャワーヘッドにも、水垢がこびりつきやすいもの。風呂桶にクエン酸を入れた水を入れ、そこに浸け込めば、汚れを落としやすくなります。仕上げに竹串を使えば、細かい溝まできれいにできます。

また、蛇口などの金属部分も、水垢が目立ちますよね。日常的な汚れや軽度な水垢にはメラミンスポンジで、重度の水垢の場合は、研磨粒子の細かいクレンザーを使いましょう。ぴかぴかになりますよ!

◆仕上げのお掃除も

金属部分まで終わったら、排水口もチェック。パーツを外して、歯ブラシで細部の汚れを落とします。主に酸性の皮脂汚れなので、アルカリ性の洗剤を使えばOK。アルカリの洗剤がない場合は、重曹水でもかまいません。重曹水は消臭効果もアップするのでおすすめです。

風呂掃除で悩むことの多い鏡のしつこい水垢は、鏡専用のダイヤモンドパッドと中性洗剤で撃退しましょう! 100円ショップなどで売っていて簡単にきれいになる、安価で便利なアイテムです。

それと、見落としがちな換気扇も、濡れタオルでしっかりと拭いてください。汚れがひどいときは、タオルに浴室用洗剤を含ませましょう。最後にバスルーム全体をシャワーのお湯で流して、スクイージーを使って天井から壁・鏡・扉から床の順で水気を落として完了です!

きれいに保つ日々の予防策

バスルームを清潔に保つためには、水分と湿気をなくして、換気することが大切。なので、お風呂を出る前に、毎回スクイージーで壁、鏡、床の水気を取りましょう。このときも、天井から壁・鏡・扉から床の順で行います。

また、金属類も乾いたタオルで拭くこと。加えて、ドアを少し開けて換気扇を1時間半程度回しておけば、浴室をよりキレイにキープすることができますよ。

掃除が苦手なズボラさん向けQ&A

さらに新津さんは、掃除嫌いのズボラさんのお悩みにも回答。バスルームに出がちなカビの対策法を教えてくれた!

◆頑固なカビを落とすには、やっぱりカビ取り洗剤?

カビ取り用の洗剤は効果的で即効性もありますが、放っておくだけではカビは落としきれません。

また、多くのカビ取り剤は次亜塩素酸ナトリウムを含んでおり、非常に強い洗剤なので、カビ取り剤を使用した後は洗剤成分を中和するために必ず中性洗剤でもう一度洗浄しましょう。

その後、水またはお湯でしっかりと洗い流しましょう。カビ取り剤の成分が残っていると肌やお風呂の材質に影響が残る可能性があります。

もし自然派の洗剤で代用したいということであれば、洗剤に比べて汚れは落ちづらくなりますが、酢や重曹(粉末)を使うのもおすすめですよ。

◆しつこいカビを防ぐにはどうすればいい?

意外と見落としがちなのが、バスルームそのものではなく、バスルームに入る自分の体が汚れの原因となっていること。カビの原因の一つに、体を洗い流したときの汚れが床について、それが栄養分となって繁殖しているケースがあります。

だから、お風呂からあがるときは、最後に壁や床をシャワーで流しましょう。これ、意外と盲点だと思うんです。

教えてくれたのは:新津春子さん

新津春子さん

にいつ・はるこ。1995年、日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社。1997年に(当時)最年少で全国ビルクリーニング技能競技会1位に輝く。以降、指導者としても活躍し、同社ただ1人の「環境マイスター」として、羽田空港全体の環境整備に貢献し、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合)で5回にわたって取り上げられた。著書に『子どもと一緒に身につける!ラクして時短の「そうじワザ」76』(小学館)など計12冊+DVD1部。http://www.jatec.co.jp/house-cleaning/

撮影/生熊友博 構成/イワイユウ

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