ヘアケア

皮脂の量が減る40代以降は薄毛、ニオイに注意!いきいきとした髪を保つ方法は?

年齢とともに、髪の質が変わってきたかも…なんて思っていませんか?

ロングヘアの女性の後ろ姿
40代以降は薄毛、髪のニオイに注意(Ph/Getty Images)
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「頭皮と肌の専門店~希翠(きっすい)~」の店舗責任者で、毛髪診断士の田邊未奈美さんによると、閉経など年齢とともに女性の体が変わるにつれて、髪や頭皮にも変化があるそうです。年を重ねてもイキイキとした髪を手に入れる、その秘訣を聞きました。

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美髪にはまず生活習慣を整えることが大切

生活習慣は、実は髪の調子にも密接にかかわっています。食事・運動・睡眠の3つのバランスが上手に取れるように、まずはできることから調整してみましょう。

仕事と家事の両立をしていたり、同居家族が多い人など、自分に目をかけられなくなりがちではありませんか? そんな人こそ、少し生活習慣を改善するだけで、髪にもよい影響がありますよ。

イキイキとした髪を保つ食事と運動のコツ

髪の毛は、アミノ酸が結合したたんぱく質でできています。そのため、食事はたんぱく質を積極的に摂っていただくのがベストですね。それとやはり、バランスよく、さまざまな栄養を摂っていただくのが髪にもよい影響を与えます。

人間の体は弱っている部分に栄養を運ぶ仕組みになっているので、例えば腹痛のときは脳が「胃が損傷を受けている」と判断して、胃の回復を優先します。一方、髪は生命活動に大きな影響がないため、傷んでいても優先順位が低く、たんぱく質が行き届かなくなってしまうんです。いくら外側からヘアケアをしていても、内側から栄養が届かなければ髪はボロボロになってしまいます。

階段を登る女性
Ph/Getty Images
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また、体を健康に保つことで、髪にもしっかりと栄養がいきわたるので、運動も大切です。エスカレーターではなく階段を選ぶなど、ちょっとしたことからでかまいませんので運動する習慣をつけましょう。

しっかりと睡眠を取ることが髪にも好影響

睡眠もきちんと取りましょう。時間は覚醒しやすいノンレム睡眠(浅い眠り)に入るタイミングとなる3.5の倍数がよいと言われていて、7時間しっかりと休めていると、体が動きやすくなります。

朝に起きられなかったり、目が冴えてしまったりする傾向にある人は、体内時計が乱れ始めている合図です。それを担うのが腸の環境。起きたときに体内時計をリセットできるようになっていると、朝の活動しなければならない時間にきちんと脳が働いて交感神経が活発になり、イキイキと活動ができます。そうすると、夜も副交感神経が働いてリラックスできる状態になります。実は、睡眠と食事は密接にかかわっているんです。

時計とヨガをする人
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さきほどお話ししたとおり、健康的な習慣がイキイキとした髪を作ります。基本的なことですが、体内リズムが乱れているかも、と思ったら少しでも改善できるように心がけましょう。

大人女性ならではの薄毛やニオイの悩み

40〜50代以降はいろいろな変化が体に起こるため、もちろん髪や頭皮への影響もあります。どんな悩みが増えてくるのかを解説し、その対処法も紹介します。

シャンプーのしすぎは異常の原因に

まず大きな変化として、40歳を過ぎた頃から皮脂の量がぐんと減ります。そのため、シャンプーをしすぎると油分を補いきれず、乾燥など頭皮の異常が起きてしまいます。

かゆみやニオイ、べたつき、うねりを感じているかたは、使っているものが合っていない可能性や洗うタイミング、また一日に何度も髪を洗っていないか、などケアの仕方の見直しをしていきましょう!

朝のシャンプーは抜け毛につながる

若い頃からの癖などで、朝のシャンプーを習慣にしているのも髪にはよくありません。起床してすぐは、毛根がゆるんでいる状態なんです。そのため、シャンプーで強い刺激を与えてしまうと、髪が抜けやすくなることがあるんです。

髪の毛へのダメージとバリアのイメージイラスト
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また、皮脂は頭皮を守ってくれる保護膜の役割もあるため、朝に皮脂を取ってしまうと、一番陽射しの強い時間に頭皮を守る皮脂がなく紫外線の影響を受けやすくなります。そこからさらに頭皮や髪のサイクルが乱れ、悪循環になっていきます。

抜け毛を防ぐために、シャンプーはできるだけ夜寝る前にしましょう。睡眠時は成長ホルモンが活発に働き、肌が再生する時間帯なので、頭皮の修復をしたり、次の日に向けて新陳代謝をしたりします。だからこそ、寝る前に頭皮の汚れを落として、修復に適した状態で休んでいただくことをおすすめします。

セルフ頭皮マッサージがおすすめ

それと、年齢を重ねるにつれて、頭皮やそのまわりの筋肉がかたくなりがちになります。頭皮を指で揉んでみて動きが悪い人は、シャンプーをするときにマッサージもしてみましょう。力を入れると首や肩を傷めてしまうことがあるので、地肌に指の腹を密着させて優しく上下に揺らし、筋肉をゆるめるようにするのがコツです。

シャンプーをしている女性
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ちなみにマッサージをするときは、シャンプーをしているときが有効です! 毛穴が動くことで揉みだされた汚れは、泡に吸収されてすすぎのときに流されるので、シャンプーのときに行えばマッサージと毛穴ケアが一緒にできて一石二鳥です!

ただ、その時にきめの細かな泡がないと、汚れがうまく泡に吸収されず髪や頭皮に残ってしまいます。それがニオイの原因になってしまう事もあるため、しっかりと泡立ててからシャンプーをして、きれいで健康な頭皮をキープしましょう。

教えてくれたのは:毛髪診断士・田邊未奈美さん

希翠のセラピスト・田邊未奈美さん
毛髪診断士・田邊未奈美さん
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美容師、介護福祉士、美容福祉士、毛髪診断士の資格を所持。美容福祉士の資格を取れる学校を卒業し、福祉施設や介護の仕事をした後、美容の世界へ。そこでシャンプーやマッサージで喜んでもらえることに一番の幸せを感じ、その技術を追求したいとエステやヘッドスパ専門店での経験を積む。その後、さらに専門性を求めて「希翠」( https://kissui.tokyo/)へ入店。現在は店舗責任者を務める。女性誌やWEBメディアで頭皮ケアの記事の監修などを数多く手がける。

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