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【64歳オバ記者のリアル】芸人・たかまつななの活動に参加!「ビーチでゴミ拾い」の楽しさに目覚める

バツイチ独身のライター・オバ記者こと野原広子(64歳)が、“アラ還”で感じたニュースな日々を綴る人気連載。259回目となる今回は、ビーチでのゴミ拾い活動について。

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自民党の総裁選での出会い

仲良しのタレント、たかまつななさん(28歳)主催の「鵠沼海岸ゴミ拾いの会」に参加してきました。

たかまつななさん(中央)とビーチでゴミ拾い(オバ記者は左端)
写真5枚

たかまつななさんといえば中学、高校はフェリス女学院。大学は慶応義塾大学に進学、その後、東京大学大学院情報学環境学部に進んだお嬢さま芸人・時事YouTuberで、曽祖父は東大名誉教授であらせられる。農業高校卒のオバ記者とどんな縁が?とそりぁ、思うわよね。まあ、聞いてくださいな。

話は昨年の秋にさかのぼる。自民党の総裁選の最中のこと。総裁候補の石破茂さんの出馬会見の会場で受付をしていたら、たかまつさんが取材でいらしたんだわ。

その直前、YouTubeでたかまつさんのお嬢さま芸で大爆笑したばかりだったから、あ、と思ったときはお声をかけていたの。それからよね。政治ネタを発信していた彼女とときどきメールでやり取りをするようになったのは。

衆議院議員の事務所でアルバイトしている私が、たいした情報を持っているわけではないけど、そこはお育ちのいいたかまつさん。

「鵠沼海岸でビーチクリーンをしようかなとおもっています。終わったらランチをごちそうさせてください」とメールをくださったの。

帽子なし、ローファーで大丈夫!?

「いきなりネタぶっ込みですか?」

すでに海岸の下見していたたかまつさんと合流して、彼女の足元を見た私は、思わずツッコミを入れたわよ。

「いえいえいえ」と笑うけど、それにしても海岸でゴミ拾いするのにローファーって(笑い)。しかも帽子もかぶらず、日焼け止めクリームは塗ったのかどうか。育ちのいいたかまつさんらしいといえばそれまでだけど、危険過ぎないか。

たかまつなな
猛暑で帽子なしのたかまつななさん
写真5枚

ビーチクリーンのメンバーは、下は高校1年生の男子で、上は私と幼なじみのF子が60代で最年長。落語家さんやカメラマン、グラフィックデザイナーや大学院生と、それこそオリンピック並みの「多様性」よ。その中で私らオバちゃんが酷暑対策では群を抜いていたと思う。

私とF子が持参したキンキンに凍らせたペットボトルを見せたら「発想すらなかったわ」とたかまつさん。調子にのった私は、みんなの背中に霧吹きで水を吹きかけて、「ひゃひゃ、涼しい~!」と喜ばれた。

鵠沼海岸
鵠沼海岸ではサーフィンをする人も
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暑さ対策だけじゃないよ。同行のF子は「きっと忘れてくる人がいる」と、軍手を余計に持ってきてありがたがられてドヤ顔だし(笑い)。そういう私も前夜、あわてて縫ったツバ広帽子の効果を言わずにいられない。

えっ、自慢話が長い? ほっといてちょうだい!

プラゴミを拾い上げるのが面白い!

それにしても、ときどき遠くで波乗りをしている人を眺めながら、自然に返らない小さなプラゴミやタバコのフィルターを拾い上げることの面白いこと。

オバ記者
ゴミ拾いの楽しさに気づいたというオバ記者
写真5枚

このゴミ拾いは、たかまつさんがやっているオンラインサロン「大人の社会科見学」の活動で、社会課題の現場に実際行って、自分自身の目で見て、考えて行動するというのが目的らしい。いま、海洋ゴミは増え続けていて、2050年にはプラスチックをはじめとした海洋ごみの量が魚の量より多くなるといわれているんだって!

普段、そんなこと考えてなかった私も、ビーチにころがっているゴミをいたるところで見つけてびっくり。海洋ゴミの問題がなかなか深刻だってこともわかったわ。私みたいに、楽しみながらゴミ拾いする人がどんどん増えていけばいいのよね。

これからの海遊びは、ゴミ拾いだ!

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
オバ記者ことライターの野原広子
写真5枚

1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。一昨年、7か月で11kgの減量を達成。

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