エンタメ・韓流

3年ぶり有観客ライブ目前のTUBE 歌を聴けば見えてくる「夏の景色の親近感」が別格な理由

前田亘輝
どれを歌ってもテンションが上がる(写真は1993年、Ph/SHOGAKUKAN)
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タイトルも良い意味で節操がなくなってきた。『だって夏じゃない』『夏を待ちきれなくて』『夏だね』『恋してムーチョ』『納涼(アルバム)』『花火』『B☆B☆Q』『いただきSummer』『夏立ちぬ』etc.。ダジャレ系、連想ゲーム系、イベント系、風物詩系と、夏の大喜利状態に! あらゆる角度から夏を推してくるTUBE。おかげでどれを歌ってもテンションが上がる。カラオケでTUBEを気持ち良さそうに歌っている人を何人見たことだろう。私も何度マラカスを振ったことだろう。

ここ数年、猛暑が激しくなり、太陽に腹が立つことが多くなってきていた。しかし今一度、夏の開放感、太陽の明るさをポジティブに受け止めたい。

ということで、今回のサブスク解禁はまさに助け船。ゴタゴタ書いてしまったが、やることは実にシンプル。TUBEのプレイリストの再生を押せばOKだ。すぐ「夏っていいよね……」と笑顔になることは分かっている。

私は夏も海も正直苦手だが、TUBEがいる限り大嫌いにはなれない気がする。好きになりたい、と思ってしまう。

◆ライター・田中稲

田中稲
ライター・田中稲さん
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1969年生まれ。昭和歌謡・ドラマ、アイドル、世代研究を中心に執筆している。著書に『昭和歌謡 出る単 1008語』(誠文堂新光社)、『そろそろ日本の全世代についてまとめておこうか。』(青月社)がある。大阪の編集プロダクション・オフィステイクオーに所属し、『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる警察入門』(実業之日本社)など多数に執筆参加。他、ネットメディアへの寄稿多数。現在、CREA WEBで「勝手に再ブーム」を連載中。https://twitter.com/ine_tanaka

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