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1年で24kg減量した専門家が実践!見た目年齢を加速させる“老化物質“「AGE」を防ぐ食生活のコツ

AGEによる糖化を防ぐ食べ物&調理法

糖化を起こしにくい食生活は、血糖値が上がりにくい食材をできるだけ選んで摂取すること、炭水化物だらけの食事をしないこと、炭水化物類は摂るならできるだけ低GI値のものを選ぶこと、食物繊維の豊富な野菜などを摂取するよう意識することで目指すことができます。

サラダ
食物繊維の豊富な野菜などを摂取して(Ph/イメージマート)
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トマトジュースやお酢など酸性の成分をプラス

また、調理法を変えるだけでも随分違ってきます。AGEが体内で作られにくい調理法は順番に「生→蒸す→茹でる→煮る→炒める→焼く→揚げる」となります。揚げる、焼く、炒めるなどの調理法で料理を摂取する場合は、トマトジュースや、お酢、レモン汁などの酸性の成分を加えるとAGEを減らすことができると言われています。また、糖化を抑える食材としてビタミンC、緑茶、しょうが、シナモンなどもよいとされています。

私が普段から意識していること

私は普段から加工食品を買うときは必ず原材料をチェックし、必要以上の糖質が含まれていないかを確認すると同時に、野菜をたくさん摂取することを意識しています。また、アミノ酸スコア100の卵なども毎日食べるようにしています。AGEの生成を促進してしまいがちな食生活を一切排除することは不可能で、私もつい揚げ物をたくさん食べたり、果糖たっぷりのフルーツジュースを飲むことももちろんあります。

「知ること」で普段から注意できる

けれども、身体に悪影響を及ぼす可能性があるとわかっていて摂取するのと、何も知らずに摂取するのとでは大きな差が出ると思っています。なぜなら、それらが身体に及ぼす影響をわかっていれば、それを補うために何かをしたり摂取したりすることができるからです。AGEを体内に作ってしまう原因を知っていれば、例えば揚げ物を食べるときに酢の物を食べる選択ができます。

小さなことですが、食べることは一生続けていくこと。日々の小さな選択が若さだけでなく健康にも大きな影響を及ぼします。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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