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節約のプロが「費用対効果は十分」と愛用するアルコール除菌スプレーは?

消毒用アルコールに手をかざしている
消毒用アルコールの選び方やおすすめは?(Ph/photoAC)
写真6枚

コロナ禍をきっかけに、除菌を意識するようになった家庭も多いと思います。そこで、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、除菌用アルコールの選び方とおすすめアイテムについて教えてもらいました。

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家中に使える度数70%以上の消毒用アルコール

除菌用アルコールは手指や食卓の消毒に使っていることが多いと思いますが、家中の掃除でも活躍します。

アルコールでテーブルを拭いている
消毒用アルコールは家庭内の消毒にも有効(Ph/photoAC)
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なかでも、菌が発生しやすい水回りや冷蔵庫の中の掃除には、除菌効果が高いアルコールが最適です。また、皮脂汚れの目立つ窓ガラスや鏡などの掃除でも拭き取り跡が残らず、きれいになるので、ぜひ試してみてください。

掃除で使うアルコールは濃度70%以上のものを

市販されているアルコールスプレーは濃度が40~55%程度のものがほとんどですが、掃除に消毒効果も持たせたい場合は70%以上の濃度があるアルコール(エタノール)を選んでください。ただし、濃度が濃ければいいというわけではありません。WHOのガイドラインではアルコール濃度60〜80%が殺菌効果の有効範囲とされているので、濃度100%の無水エタノールの場合は、水で薄めて使いましょう。(https://www.chinoshiosya.com/news/feature/alcohol-disinfection_effect-by-concentration/)

火気付近での使用には注意を

アルコールは揮発性が高く引火しやすいので、キッチンなどの火気付近での使用には要注意。ガス栓を閉めてから掃除をするなど、火が付かないようにしてから使用しましょう。

ドアノブにスプレーをかけようとしている
アルコール消毒をする際は、ワックスコーティングや素材に注意を(Ph/photoAC)
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またアルコールには油を溶かす性質があるため、ワックスなどのコーティングがされているものやゴム製品、革製品などに使用すると傷んでしまうこともあります。電気のスイッチやリモコンなどに使う場合は、水分が故障の原因になってしまう可能性があるので、布などに染み込ませて使ってください。

食品にも直接使える『パストリーゼ77』がイチオシ

私が愛用している除菌用アルコールが、ドーバー洋酒貿易株式会社が販売しているアルコール製剤『パストリーゼ77』です。長年に渡る酒類製造のノウハウを生かして作られたもので、高純度カテキンを配合することで抗菌持続性と優れた抗ウイルス性を実現し、特許も取得しています。

「パストリーゼ77」
丸山さんおすすめの消毒用アルコール「パストリーゼ77」(Ph/編集部撮影)
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手指の消毒以外やキッチン用品などをきれいに

飲食店でも使われている『パストリーゼ77』はスプレータイプで、外出後や食事前の手指の消毒はもちろん、まな板や包丁などキッチン用品の除菌・抗菌やシンク周りの防臭・防カビにも使うことができます。

食品に直接使えるのが最大の魅力

さらに『パストリーゼ77』は、食品に直接噴霧して使うこともでき、カビが生えやすい餅やパン、果物など食品にカビが発生を抑える効果が期待できます。いつの間にかカビが生えてしまうジャムや開閉の機会が多いマーガリンのふたにもおすすめです。また、お弁当にふたをする前に吹きかけることで、傷みにくくなります。食品に直接噴霧したら、20秒ほどそのままにしてからふたをしてください。

食パンを小分けにしている
「パストリーゼ77」は食品にも使えてコスパも◎(Ph/photoAC)
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ペットのトイレやベッドに使えるほど安全性も高く、家の内外で広く活用できて便利なのに、公式サイト価格(※2022年12月5日現在)で1000mlボトルが1620円(※スプレーヘッドありは1728円)と、除菌用アルコールの相場ほどで買うことができます。ポリ容器入りの5000mlサイズやスチール缶入りの1万7200mlなどの大容量のものなら、よりお得になります。

ちなみに私の家では1000mlサイズを1年に1回程度の頻度で購入しています。1か月あたり135円程度なので、費用対効果は十分だと考えています。

◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん

丸山晴美さん
節約アドバイザー・丸山晴美さん
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節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/

構成/吉田可奈

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