エンタメ・韓流

K-POP「ヨジャドル」が韓国ドラマで大活躍!歌でも演技でも注目の3人のスターたち

キム・セジョン(元gugudan)|親しみやすい笑顔の注目株

いま最も勢いがあるとされているヨジャドル出身の女優が、2022年秋、日本の人気ドラマ『重版出来!』(2016年)の韓国リメイク作『今日のウェブトゥーン』で主演を務めたキム・セジョンです。等身大の女性をはつらつと演じ、すでに女優として数々の演技賞を受賞しているほど、演技力には定評があります。

親しみやすい笑顔で注目株のキム・セジョン(Ph/AFLO)
親しみやすい笑顔で注目株のキム・セジョン(Ph/AFLO)
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日本でも人気のオーディション番組『PRODUCE 101』のシーズン1では、最終順位2位で「I.O.I(アイオーアイ)」のメンバーとしてデビュー。並行してガールズグループgugudan(ググダン)のメインボーカルとしても活躍し、2020年のグループ解散後は、ドラマ『愛の不時着』(2019年)や、自身も出演した『悪霊狩猟団:カウンターズ』(2020年)のOSTに参加するなどソロアーティストとしても活躍しています。

愛らしい顔と、歌うとパンチのあるソウルフルな歌声はとても魅力的。とにかく声量がすごいのです。

そんな彼女の出世作となったドラマが、2022年の大ヒットラブコメディー『社内お見合い』ですが、1話の親友とのカラオケシーンで、少女時代の『Into the New World』を歌う様子は必見。あえて素人っぽく振る舞っているものの、ダンス、歌唱ともうますぎて、見ていて得した気分になります。

キム・セジョン(元gugudan)出演『社内お見合い』

キム・セジョンの抜群の歌唱力も見どころのひとつ(Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中)
キム・セジョンの抜群の歌唱力も見どころのひとつ(Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中)
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食品メーカーの研究員・ハリ(キム・セジョン)は、親友で財閥令嬢のヨンソ(ソル・イナ)の代理で出かけたお見合いでテム(アン・ヒョソプ)と出会い、破談を目的に出かけたにもかかわらずテムに気に入られ、逆に結婚を申し込まれてしまう。おまけにテムはハリの会社の社長だった。ツッコミどころ満載のシチュエーションにもかかわらず、主演2人のまっすぐでかわいいドタバタ劇に、グイグイ引き込まれてしまう王道ラブコメディー。

K-POP“7年目のジンクス”を見据えた、女優という選択肢

韓国音楽業界には、“7年目のジンクス”があるといわれています。結成7年目にグループが解散してしまうことが多いことを指すのですが、これは、「芸能人と芸能事務所の専属契約期間は最大で7年」と法律で定められているところからくるもので、特に男性アイドルに比べて女性アイドルは短命です。

女性アイドルが女優として活動することは、長い芸能人生を歩もうとするなら必然性があるわけなのです。そんな女性演技ドルたちの覚悟を感じながら、作品を見てみるのも面白いかもしれません。

◆韓国エンタメライター・田名部知子

田名部知子
田名部知子さん
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『冬のソナタ』の時代からK-POP、韓国ドラマを追いかけるオタク記者。女性週刊誌やエンタメ誌を中心に執筆し、取材やプライベートで渡韓回数は100回超え。韓国の食や文化についても発信中。2018年に韓国の梨花女子大学に短期語学留学し、人生2度目の女子大生を経験。twitter.com/t7joshi

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