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「にら」の美容&健康パワーと使い切れなかったときの活用術を野菜ソムリエプロが解説

にらの香りを避ける方法&おすすめ活用法

にらの強い香りが苦手なかたもいると思います。そんなかたへ向けて、香りを和らげる調理法や、使い切れないときのレシピを紹介します。

にらの香りが苦手な人へ!対処法

にらの強い香りが苦手な場合は、葉先を使うのをおすすめします。にらは、根元に近くなるほど香りが強くなるからです。

にらの卵とじ
にらの香りが苦手な人は卵とじなどがおすすめ(Ph/photoAC)
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ほかにも、卵とじやお好み焼きの具材にしたり、ごま油で炒めたりすると香りが和らぎます。煮浸しにするのもおすすめです。煮浸しはうずらの卵などを添えると彩りもよくなりますので、試してみてください。

おすすめ万能調味料「にら醤油」で使い切り!

にらを上手に使い切れないときは、「にら醤油」にするのもいいですよ。風味がよく、何にかけてもおいしいレシピができあがります。風味の強い根元を使うのがおすすめです。

にら醤油のイメージ
万能に使えるにら醤油のレシピを紹介(Ph/photoAC)
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まずにらの水分をよく拭き取ってから、根元近く2~3cm程度の量を細かくカットします。瓶などの保存容器に入れたら、しょうゆをかぶるぐらい注ぎ、一晩漬けておくと「にら醤油」ができ上がります。冷蔵で1か月程度保存可能です。

「にら醤油」は卵かけごはん、豆腐や焼いた厚揚げ、焼き肉、蒸し野菜などにかけるのもぴったりですし、かつおのたたきなどのお刺身や豚しゃぶのたれにするのもおいしいです。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
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ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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