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66歳オバ記者、「卵巣がん疑い」手術から半年、階段を上れないほど落ちた体力を戻すために実践したコト

オバ記者
最近ではハードワークをこなせるほどまで体力が戻ってきたオバ記者
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ライター歴30年を超えるベテランのオバ記者こと野原広子(66歳)。昨年10月、「卵巣がん」の疑いで手術、入院を経験。その後、境界悪性腫瘍と診断された。それから半年、体調はすこぶるいいという。一時は階段が上れないほど落ちた体力をどう回復させたのか――。

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「ぐんぐん体力が上向いている」

見ようによっては大きな桃? 卵巣と子宮を摘出する大手術の後も6か月もたつとだいぶ落ち着いてきたみたい。ゴリンゴリンに固まっていたお腹も真ん中のメス跡以外はふわふわに柔らかくなってきたの。体調もかなり上向きで、ああ、やっとここまできたかというのが実感よ。

オバ記者
術後すぐの1枚
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どのくらい体調が上向いてきたかというと、先日なんか某大臣にインタビューをしたかと思えば、私自身、某新聞からインタビューを受けたりして、その少し前には雑誌の企画でオバ記者として自転車を乗り回したかと思えば、別の日には原稿を書いたり。手術前よりずっと忙しいんだわ。もちろん家に変えればバタンキューだけど、とにかくぐんぐんと体力が上向いている感じ。で、今回は手術後、私がした体のケアの話をしようと思う。

オバ記者
自分でもわかるほど体力がグングンと上向きに
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まず、手術後、実感したのは体がバランバランという感覚。マリオネット人形の糸がいくつか切れたみたいといったらわかってもらえるかしら。そんな私がどうやって“体調良好”になっていったのか。あくまで私の個人的な感想だけど、まあ、聞いて。

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入院していたのは半年前のこと
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手術後の体の声は「私の体、誰かどうにかして」

いま振り返ると“復活の3段階”だったなと思うのよ。まず手術後の体の声は「私の体、誰かどうにかして」だね。自分では動けないマリオネット人形の私が、退院後、担当医から入浴が許された直後に出かけたのがリンパマッサージ。これを120分受け、さらに以前から通っていたタイ古式マッサージでたっぷり130分。

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退院後通いだしたタイマッサージ。担当してくれたNさん
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あのね。今だから言えるけど、ふつうの体だったらこんな長時間、人に体を任せられないって。リンパマッサージは、その名の通り、体全体に巡っているリンパを刺激して体全体を活性化するもの。タイ式古式マッサージは自分では動かせない部位を動かしてもらういわばストレッチだね。これを受けると体がスーッと軽くなるんだわ。これを月に3セット受けたんだわ。費用だってバカにならないわよ。

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