ヘアケア

ドライヤーの風を下から当てるのは間違い!髪のパサつきを防ぐ「乾かし方の基本」を髪のスペシャリストが伝授

ドライヤーはどんなものを選べばいい?

髪を乾かす際に必要なドライヤーも種類がたくさんあり、どれを使えばいいのか悩みがち。どんなドライヤーを選べばいいのでしょうか。

「最近、ハイスペックな機能がついたドライヤーが増えていますが、必ずしも高ければ高いほどいいというわけではありません。

まず、ドライヤー選びにおいて大事なのは、軽いこと。というのも、髪を乾かすときは、ドライヤーをしっかり上に持ち上げなくてはいけないシーンが多いから。キューティクルのウロコの方向に逆らって乾かすと、バサバサになってしまので、ドライヤーの風は上から下(根元から毛先)に向かってあてます。

つまり、頭よりも高い位置に持ち上げることが多いのです。このとき、ドライヤーが重いと疲れてしまいますから、軽いものがよいというわけ」

『女の年齢は髪で決まる』画像
髪を乾かすときは常に根元→毛先に向かって、キューティクルのウロコを閉じるように乾かして
写真11枚

また、「もうひとつ重要なのは、冷風に切り替えるスイッチが軽く、簡単なこと」とも。

「髪は冷ましたときに形を記憶するので、意外と冷風の出番が多い。全体を乾かしたあとに、冷風でキューティクルを引き締めると髪にツヤが出ます。

マイナスイオンのドライヤーは、空気中の水分を取り込むような仕組み。髪の量が少なくボリュームが出にくい人は、ぺたんこになってしまう可能性もあります」

『女の年齢は髪で決まる』画像
スライド式でもボタン式でも冷風に切り替えやすい仕様がおすすめ
写真11枚

◆ヘアライター&エディター・佐藤友美(さとゆみ)さん&ヘアスタイリスト・八木花子さん(MINX)

ヘアライター&エディター・佐藤友美(さとゆみ)さん&ヘアスタイリスト・八木花子さん
佐藤友美さん&八木花子さん
写真11枚

佐藤友美さん/1976年、北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。⻭切れのいい解説で、『あさイチ』(NHK)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)をはじめ、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書にベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)などがある。5月、八木花子さんとの共著『女の年齢は髪で決まる』が出版。

八木花子さん/1979年、静岡県藤枝市生まれ。ヘアサロン「MINX ginza」所属。「KAMI CHARISMA」受賞者。手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスが適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。テレビや雑誌など、メディアでも活躍中。

写真/林絋輝

●「40歳を過ぎたら髪の分け目はいらない」髪のスペシャリストが指摘する“5歳若く見える”新常識

●「大人のショートヘアほど差がつく髪型はない」髪のスペシャリストが美容師へオーダーする際の注意ポイントを伝授

関連キーワード