ボディケア

美容外科医に聞く美容整形の疑問 雰囲気が悪いクリニックって大丈夫? 看護師にはどんな相談をしたらいい?

手術時の緊張をほぐすことも看護師の役割

治療や手術、スキンケアに関する疑問や不安に応えるほか、看護師のもう1つの仕事は美容皮膚科の施術や手術の介助ですが、手術中に患者の不安を取り除くことも大きな役割なのだそうです。

手を握っている
患者の緊張を和らげるのも看護師の仕事(Ph/photoAC)
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「手術が始まる前から患者様としっかりとコミュニケーションをとったり、ゆったりとした音楽を流したりするなど緊張がほぐれるような工夫をしていますが、それでも緊張される方もいます。

そういう時は、看護師が手を握ったり、体をトントンと叩いたりして不安を和らげることもありますね。

緊張していると血圧が高くなって出血も多くなるので、少しでも緊張をほぐすように努めています。そうしたサポートも看護師が行っています」(呂先生)

クリニックの雰囲気のよさは、結果的には患者のメリットに

クリニック選びには先生との相性や評判などいろいろなポイントがありますが、看護師に話しかけやすいなど、院内の雰囲気も大きなポイントになりそうです。

白衣を着た男性
クリニックの雰囲気がいいと患者にもメリットが大きい
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「美容外科クリニックに初めて来院する患者様は、医師を目の前にすると緊張してしまう方も多いです。そこで、まずは看護師とコミュニケーションを積極的にとるのもいいでしょう。

看護師になら、モヤモヤしていることなども気軽に打ち明けやすいと思います。看護師は医師としっかりとコニュニケーションをとっていますので、最終的には患者様に還元できるのでメリットになりますよ」(呂先生)

◆教えてくれたのは:R.O.clinic院長・呂秀彦先生

ソファに座る呂秀彦先生
R.O.clinic院長・呂秀彦先生
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日本形成外科学会専門医。医学博士。日本形成外科学会、国際形成外科学会、日本美容外科学会、日本美容医療協会所属。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て、2020年にR.O.clinicを開院。患者一人ひとりに真摯に向き合った、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。https://ro-clinic.com

撮影/黒石あみ 取材・文/青山貴子

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