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66歳オバ記者に人生初の講演会オファー しかし直前に「コロナ?」、開催当日を迎えるまでの顛末

10日後に故郷で初の講演会予定

私、10日後に故郷で初の講演会をすることになっているんだよね。コロナとわかったら即、主催者に連絡して中止すべしでしょ。ものすごく楽しみにしていてスピーチ原稿もほぼ出来上がっている。でも故郷の人に迷惑をかけるわけにはいかないって。

なので翌日、名古屋駅近くのホテルを早々に引き払い、ピッタリとマスクをして新幹線で帰京。ほぼ満席の自由席はやめて人もまばらなグリーン車に乗ったの。そしてネットで休日でもPCR検査をしてくれる浜松町のクリニックを発見。雨がぱらつく中、不安で倒れそうになりながらクリニックに辿り着いて検査をしたのが午前1時。

オバ記者
コロナじゃありませんように。祈る気持ちでPCR検査を受ける(写真は大学病院で検査を受けた時の一枚)
写真8枚

でも、その場ではわからず夜の10時に結果がメールで送られてくるというの。まあ、この待ち時間の気持ちといったらないわよ。熱っぽい体をくの字にして寝ては覚め、覚めては寝る。目が覚めているときは鼻水が滝のように流れて止まらない。それでハッと気づいたらいよいよ“結果発表”の10分前になっていたの。

もうね。「陰性でした」というメールを見た時は腰から砕けそうになったって。でもすぐにまた不安になったわけ。これでオッケーと私が判断するのもどうよ、と。なので、翌日、かかりつけ医のT医院に行って、黙って体温計の画像と、PCR検査「陰性」のメールを見せた上で、講演会の告知を見せたわけ。

本当にコロナじゃない?かかりつけ医の元へ

そうしたら「ふむふむ、おそらく大丈夫でしょうね」とキッパリ。40歳になるかならないかのT医師は秋葉原の開業医の4代目だと、以前に聞いたことがある。その家系ってダテじゃないんだよね。この時も私が「昨日はコロナは陰性という検査結果が出たけど、明日はわからないじゃないですか?」と聞くと、もう一度カレンダーを見て、「でもまだ一週間以上時間があるじゃないですか。これから薬をちゃんと飲んで、それでも熱が下がらないようだったらもう一度、PCR検査をしたらどうですか? 講演会? 東京ドームだって前日に中止になる世の中ですから、そうなったらそうなった時ですよ」と言われたら納得するしかない。

それで安心したのか翌日には平熱になった。それで「風邪で2日寝込んだ」と前回、書いたんだけど、ところがそれだけでは終わらなかったんだよね。大事をとって家にいてスピーチの練習をしていたら、翌日の夜中に38度2分! 朝になって36度5分になっていたけど、昼過ぎにまた37度7分。一日に何回、熱を測ったかわからないわよ。

オバ記者
心配し過ぎて 1日に何度も体温を測っちゃった
写真8枚

そうしている間にも朝晩の2回、処方されたカロナールを飲んでいたけど、効いているのか、いないのか。そんな日が4日間続いたんだから。この時ばかりはひとり暮らしの限界?と何度も思ったよね。限界だと言ったところですぐにどうなるものでもないけれど、今後の生き方には関わってくるじゃない?

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