家事・ライフ

集中力を高めるカギは自律神経!「朝ウォーキング」「光絶ち」など自律神経の名医がすすめる「今すぐ始めたい」習慣

自律神経を整える習慣【3】呼吸

普段何気なく行っている「呼吸」も、自律神経を整える効果的な手段です。動悸が起きて眠れないときには深呼吸をするだけでも症状が改善することがあるように、深呼吸によるリラックスは自律神経を整える手段として有用です。

特に、自律神経は自動的に働いているものであり、ダイレクトな軌道修正は難しいものですが、呼吸であれば自分の意志を起点に行うことができます。小林さんがすすめる呼吸法は、鼻から息を3~4秒吸い、口から6~8秒吐く「1:2(ワンツー)呼吸法」です。

「現代人はストレス社会で自律神経が乱れに乱れていますので、呼吸を整える術を身につけるだけでも効果はてきめん。『1:2呼吸法』を続けることで、日々の生活のなかで早くて浅いものになってしまっていた交感神経優位な呼吸が、副交感神経優位のゆっくりと深いものになります」

◆教えてくれた人:順天堂大学医学部教授・小林弘幸さん

スーツ姿で腕組みをした男性
順天堂大学医学部教授の小林弘幸さん
写真6枚

こばやし・ひろゆき。順天堂大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。「腸のスペシャリスト」として、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設。著書に『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット』(アスコム)、『医者が考案した「長生きみそ汁」』(同)など。

●【自律神経の名医が考案】朝に1本以上、1日に2本以上バナナを食べる「モーニングバナナダイエット」の効果とやり方とは?

●【これ買ってよかった!】睡眠外来を担当する作業療法士が朝すっきり目覚めるために「光」を活用する理由

関連キーワード